3DCG女子高生Saya・本物?アンドロイド?あなたは自分の目を信じられますか?

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全て3DCGで描かれた女子高生Saya

Sayaが話題になったのは2015年です。もはや3DCGアニメーションなんて珍しくない、現代の日本で、Sayaが話題になったのは、「まるで実写にしか見えない」クオリティ


出典:telyuka.com

17歳の日本人女子高生という設定で、2015年に生まれました全て3DCGアニメーションで描かれています

この写真を見て、3DCGって分かりますか?


出典:telyuka.com

この時点ですでに、自分の目を信じられなくなってきた人も多いと思います。

Ayettaは、何回どうやって見ても本物の女の子にしか見えなくて、衝撃を受けました。

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3DCG女子高生Sayaミスコンでセミファイナリスト

2018年、美少女Sayaは、講談社主催のオーディション「ミスiD」で、セミファイナリストに残り、特別賞(ぼっちが、世界を変える。賞)を受賞しました。


出典:miss-id.jp

ミスiDとは講談社の主催するオーディションプロジェクトです。ミスIDの公式ホームページでは以下のように説明されています。

新しい時代にふさわしい価値観やスタイルを持った女の子を発掘し、育て、従来の芸能的枠組みに縛られず、その人にあったスタイルで世に出そうというネオガール・オーディション

従来のモデル、女優、アイドルといったジャンルの枠、ルックスや若さ、生まれながらの性別にとらわれることなど、あらゆる「古い枠組み」に捉われず、女の子の多様性や個性、サバイブしてくやり方を見つけて行くオーディションプロジェクトです。

-ミスIDオフィシャルサイトより

ミスiDは、2012年から毎年開催されていて、6回目の開催となる2018年のミスiDのキャッチコピーは「ぼっちが世界を変える。」

Sayaは、2018年のミスiDに参加し、セミファイナリストが発表された7月には、人間じゃない女の子がセミファイナリストに選出されていることに賛否両論あり、話題になりました。

【賛否両論】「ミスiD 2018」で“人間じゃない女の子”3人がセミファイナリストに / AI女子高生にヴァーチャルヒューマンにドール!?

4000人の応募の中から、書類選考、カメラテストを経て、セミファイナリストに選ばれたのは、Sayaを含む132名。

Sayaのカメラテストのオーディション審査動画がこちら。

動いているSayaを見たら、益々実写にしか見えなくなってきましたよね?!

 

Sayaのプロフィールをご紹介します。

誕生日:2月29日

身長:155cm

スリーサイズ:B77 W58 H80 

 

Sayaのチャームポイントは、「左目の下のホクロ」だそうです。可愛いw 

好きな映画を聞かれた、Sayaは、「映画はまだ見たことがありません」と答えていて、

好きなアーティストを聞かれると、「音楽は、まだよく分かりません」と答えています。


出典:youtube.com

将来の夢については「人間同士みたいに、みんなと喋ったり友達になること」だそうです!

17歳の設定ですが、まだ誕生して間もない3DCG女子高生という設定を徹底しているキャラ作り!

いそうでいない17歳の日本人女子高生、なんだかキュンキュンしてきますね。

Sayaの好きな本は「ソフィーの世界」だそうです!

Ayettaも高校生の頃に読んで、不思議なからくりに飲み込まれたのを思い出します!Sayaは哲学に興味があるのでしょうか?それとも世界を知りたくて、ソフィーの世界を読んだのでしょうか?

そんなSayaの性格は、負けず嫌いなんだそうです。

Sayaの好きな言葉は「幸せ!」

Sayaは、「東京オリンピックを楽しみたい!」と思っているそうです。

東京オリンピックで、何かの形でSayaが登場することもあり得るでしょうか?そんな可能性にワクワクしますね!

 

Sayaを作ったTELYUKAってどんな人?

Sayaの製作者、TELYUKAは、石川晃之(てるゆき)さん石川友香(ゆか)さん。ご夫婦で、フリーランスの3DCG・デジタルアーティストをなさっています。


出典:cgworld.jp

TELYUKAが、Sayaを生み出したのは2015年。

2011年から夫婦ユニットTELYUKAとして、フリーランスで活動を開始。

最近はフォトリアルな作品を中心に活動をされていますが、実力派のお二人は、活動当初から、国内外のプロダクションからムービーの制作、キャラクター関連のアセット制作を依頼されることが多かったそうです。

TELYUKAのオリジナル作品は、ディレクション&アート面を妻の友香さん、技術面&システム面を夫の晃之さんがリードすることが多いのだそう。 

TELYUKAのお二人がSayaを生み出した理由を、CGWORLD.JPのインタビューで「以前から日本の女の子をリアルなCGでつくってみたかった」と語っていらっしゃいます。

3DCGでフォトリアルに人間を作ることはとっても難しいことなんだそう!Sayaの前にTELYUKAが挑んだのは、西洋人男性と女性の3DCG。

出典:telyuka.com

 

この経験をベースに、難しいと言われているアジア人、しかも肌が透明感があって美しいがゆえに最高に難しい、日本人女子高生、Sayaを作ることに決めたそうです。

TELYUKAのお二人の出会いは、職場。友香さんさんが晃之さんに一目惚れしたんですって!^^* 

アイデア&アート担当の友香さんは「ネバーエンディングストーリーのような世界観を作る仕事がしたい!」という夢を持っていたそうです!素敵!TELYUKAの創るネバーエンディングストーリーのような世界を見てみたいですね!^^*

Sayaのすごいところ:「不気味の谷を超えた!」ってどういうこと?

不気味の谷現象とは「美と心と創作に関わる心理現象」のことで、

本物のみたいな描かれた人間の3DCGの画像、動画、ロボットなどを、実際に私たち人間が目にした時に、技術の向上で、リアル過ぎて、恐怖感、嫌悪感、違和感、不気味感を感じるようになります。


出典:wikipedia (不気味の谷現象)

テレビやネットで、リアル過ぎる3DCG画像や動画、ロボットなどを見て、”なんか怖い””不気味”って感じた経験をしたこと、一度はありますよね?アレです。

この不気味に感じるほどリアルな人間を描く技術って相当レベル高いわけです。

ところが超ハイレベルの「不気味の谷」をさらに超えるほど写実精度が上がると、グッと好感度が上がり、親しみを感じるようになるのだそうです。

Sayaのすごいところは、不気味の谷を超えるほどの(実写にしか見えない)スーパーハイレベルなクオリティ。


出典:youtube.com

「Saya、可愛い!」「好き!」と、リアルの女優やタレントなどを見た時のような感想を持ってしまいますよね。これってめちゃくちゃすごいことなのです!

Sayaの生い立ち

TELYUKAが、Sayaを生み出した理由は、以前から日本の女の子をリアルなCGでつくってみたかった」からだそうです。

なぜ日本の女の子だったのか、というと、

日本の女子高生の肌は、すごく透明感があってきれいで、シワなどもないから、化粧などの細かいトリックが効かないからこそ、

細かい情報などが足りなくて、あっという間に「不気味の谷」に落ちてしまうくらい難易度が高いので、チャレンジしたかったのだそうです!


fonte : telyuka.com

確かに、Sayaの肌は透明感があって、本当にきれいですよね。でも不自然じゃないという不思議。

不気味の谷を超えるために、TELYUKAが選んだのは、Sayaの髪の毛の一本一本、筋肉、服や靴下の繊維の一本一本まで手書きすること!

fonte: telyuka.com

詳細まで手書きをするというTELYUKAの手法は、CG業界の潮流とは逆行するものでしたが、クオリティを重視する信念の元、自分たちの道を進むことを決めたんですね。

その結果、今のSayaが存在するんですね。TELYUKAのような本気で技術を極める職人ってすごくカッコいいです!夢がありますよね!


fonte: miss-id.jp

2015年に生まれたSayaは、2016年にレベルが上がり、2017年、遂に動き出しました。短い動画の中で、Sayaは、私たち人間のような自然な手足の動きや表情を魅せてくれます。Sayaのはにかんだ笑顔や、頰を膨らました表情を見せられると、Sayaが3DCGと信じることの方が難しくなってきます。


fonte: telyuka.com

Sayaにはモデルはいなくて、TELYUKAがゼロから創り上げた完全オリジナルキャラクターです。多くの場合、フォトリアルな3DCGを作る時、実在の俳優などをモデルにして作ることが多い中、完全オリジナルキャラクターを作成したところもまた、TELYUKAらしいですね!

Sayaを生み出す作業でTELYUKAが大切にしたSayaのコンセプト&ターゲット

キーワード :17歳・優等生・優しい・正義感・透明感・可愛さ


出典:telyuka.com

芸能人のような整った顔立ちではなく、あえてどこにでもいそうな素朴さと、高校生というティーンエイジャー特有の透明感、そして大和撫子(やまとなでしこ)とでも表される日本の女子ならではの柔らかみのある優しさ、可愛らしさ

CGWORLD 2015 クリエイティブカンファレンス個別レポ/CGWORLD.JPより

TELYUKAのSayaに込めた想いは、Sayaを通して、私たちに伝わっていると思います。

その証拠に、SayaはミスiD2018で、この年のテーマ「ぼっちが世界を変える」賞を受賞しました。

Sayaとコミュニケーションができる!

TELYUKAが博報堂とコラボしたプロジェクト“Saya Virtual Human” が発表されたのは、2018年の3月にアメリカで開催された、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルを組み合わせた巨大イベントSouth By Southwest Trade Show (SXSW)です。

大型モニターに実物大のSayaが映し出されて、モニターの前に立つ人の表情や動きに合わせて、Sayaが自然なリアクションをとるんです!

例えば、モニターの前で真剣な顔でSayaを見つめると、Sayaは恥ずかしそうに目をそらします。急に大きな動きをすると、Sayaはびっくりします!Sayaに向かって笑いかけると、Sayaも笑顔を返してくれます!!

Saya Virtual Human プロジェクトの秘密は、深層学習と表情認識AIという2つの最先端技術です。

簡単に説明すると、Saya Virtual Humanプロジェクトで使われている深層学習(Deep Learning)技術とは、モニターの前に立った人物の表情をリアルタイムで解析しているシステムで、解析したデータを元に、感情を推測しているのが、表情AI技術です。

このプロジェクトの一番すごいところは、深層学習と表情認識AI、2つの最先端技術とのコラボレーションによって、Sayaと言葉を超えたコミュニケーションができることです!

このプロジェクトの技術(フォトリアルな3DCG×深層学習×表情認識AI)は、ホームアシスタント、インバウンドに対応したマルチ言語対応の電子看板によるソリューションとして地域社会で導入されたり、介護の見守りなどの将来的な活用が期待されています。

Sayaが東京オリンピックのマルチ言語対応サービスを担う可能性もある?!Sayaのやりたいことが叶うかもしれませんね!ワクワクします!

あなたは自分の目を信じられますか?
3DCG・アンドロイド・本物の女性を見分けられる?

 

【クイズ】拙者はどっちが3DCG女子高生か見抜けますぞwwwhttps://t.co/UjqC9XSk27 @ondarionさんから pic.twitter.com/67rDfJOdkW

Sayaにそっくりな女性が現れました!!!ネット上で大騒ぎなってますね。

ちょっと待ってください!

彼女を2017年の東京ゲームショウで見かけたという声があります!東京ゲームショウ2017で、本物の女性みたいなアンドロイドがいた!と話題になりました!!!

彼女は、実在するのか?アンドロイドなのか?

わけがわからなくなった、自分の目がもう信じられなくなったという人も多いのではないでしょうか?

このアンドロイドは、本物のアンドロイドではありません!

Sayaにそっくりな彼女は、高山沙織さんという日本のモデルさんです。


出典:adessonet.co.jp


出典:adessonet.co.jp

2018年現在24歳のモデルさんです。しまむらのCMや、ケツメイシの「始まりの予感」のミュージックビデオに出演されています。出演作品ごとに、割と雰囲気が変わるので、同じ人と気づかないことも多いと思います!

謎が解けてからもう一度、上記の東京ゲームショウ2017のtwitter動画を見てみてください。やっぱり信じられなくないですよね…。私の目は節穴?!(泣)

沙織さんは、昨年末のJACCSのCMにアンドロイド役で出演されています!見てみましょう。

2042年にはこんな未来が訪れている、というのも夢物語では無さそうですよね。

私たちは、目の前の見えているものが全て真実だと思って疑うことはあまりありません。でも、私たちの目は果たしてどのくらい信じられるものなのでしょうか?

気づかないうちに、本物の人間に自然に混じって生活するアンドロイドが、あなたの隣にいるかもしれませんよ。

 

参考情報

TELYUKAのオフィシャルサイト

Sayaのtwitter

Saya&TELYUKAの今後の活動が気になる方は、要チェックです!!!

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