今の50代以上のイタリア人には1日に5杯も6杯も、それ以上コーヒーを飲むのが当たり前という人もいますが、健康志向が普及している現在では、イタリア人も、コーヒーは一日1〜3杯までという考えが一般的です。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”noppo-06.jpg” name=”のっぽさん”]エスプレッソは、日本では「苦い」「濃い」「カフェインが多そう」「量が少ない」「敷居が高い」というイメージがあるようですが、イタリア人にとってエスプレッソは、定番のコーヒーです。美味しく気軽にエスプレッソを頂くイタリア式のエスプレッソの飲み方をご紹介します。[/speech_bubble]Contents
イタリアでコーヒーと言えば、エスプレッソ
イタリアでコーヒーと言えば、エスプレッソ。
エスプレッソってどんなコーヒーか知っていますか?小さいカップで飲む濃いコーヒーというイメージでしょうか?
エスプレッソとは、深入りで細かく挽いたコーヒー豆に、蒸気で高圧をかけてお湯を流し込むことで、短時間で抽出された濃いコーヒーです。エスプレッソは、ショットグラスみたいに小さいコーヒーカップで頂きます。
エスプレッソは、濃いコーヒーと言いましたが、日本で一般的なコーヒー(ドリップコーヒー)よりもカフェインは少なめと言われています。コーヒーのカフェインの含有量は、コーヒー豆の焙煎度、コーヒー豆の使用量、コーヒーの抽出時間、コーヒーの抽出量などで決まります。
イタリア語でコーヒーはCafé(カフェ)。イタリアのバールやカフェで、「Un café (ウン・カフェ:コーヒーを1杯)」と注文すると、エスプレッソが出てきます。
エスプレッソが定番のイタリアでは、コーヒーカップもエスプレッソ用の小さいものが多いです。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”noppo-18.jpg” name=”のっぽさん”]我が家にあるコーヒーカップで大きさ比較してみました[/speech_bubble]↓日本で一般的なコーヒーカップと比較するとこんな感じ。エスプレッソカップは小さいですね。
↓日本で一般的なコーヒーカップより少し大き目のマグカップと比較するとますます小さい!
イタリア人は、出勤前や仕事の休憩時間、昼食やディナーの後、家にお客さんが来た時などに、エスプレッソを飲む習慣があります。つまり1日大抵は2杯〜3杯飲みます。小さいから気軽に飲めちゃう、というのもあるかもしれませんね。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”ayetta-27.jpg” name=”Ayetta”]コーヒーを飲むことが生活の中に自然にあるイタリアでは、妊娠中&授乳中、カフェインは厳禁!というのが日本では一般的ですが、妊娠中や授乳中も1日2〜3杯のCafé(カフェ:エスプレッソ)はOKと産婦人科の先生も言ってました![/speech_bubble]
最近では、健康志向の人を中心にデカフェのエスプレッソもあります。Ayettaも妊娠中は、そうは言っても気にしてデカフェにしてました。^^*
イタリア人流「エスプレッソ」の美味しい飲み方
エスプレッソは砂糖を入れて飲むのがイタリア流
イタリア生まれの濃いコーヒーのエスプレッソは、苦いイメージもあると思います。日本ではコーヒー通はコーヒーに砂糖やミルクは入れるもんじゃない!という考え方がありますが、イタリア人の本場のエスプレッソの飲み方は、エスプレッソに砂糖をスプーン1杯〜1杯半とたっぷり入れて頂きます!
コーヒーを毎日1〜3杯必ず飲む、イタリア人に聞いてみました!
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”ayetta-27.jpg” name=”Ayetta”]コーヒー本来の味を味わうために砂糖を入れずに飲まないんですか?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”noppo-12.png” name=”イタリア人”]えっ?!そんなことしたら、苦いじゃん![/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”ayetta-42.png” name=”Ayetta”]ぶふっw お子ちゃまw[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”noppo-13.png” name=”イタリア人”]Ayettaはわかっていない!エスプレッソに関するあるバリスタの名言があるのでご紹介しますね。
[/speech_bubble]エスプレッソは抽出された時点では未完成の絵と同じ状態なのです。そこに最後の一筆を入れて完成させるのは、お客自身なのです。その一筆がエスプレッソではスプーン一杯の砂糖に当たる訳です。
エスプレッソを愛するイタリア人たちは、砂糖を入れて、自分だけのために完成したエスプレッソを飲むんです! 日本人が心配しがちな砂糖がせっかくのコーヒーの味や香りや風味を邪魔してしまうんじゃないか、というのも心配無用!
砂糖を入れる量にもよりますが、エスプレッソ1杯に砂糖をスプーン1杯くらい入れて頂くと、エスプレッソの香り、コク、旨味が口の中に広がります。不思議なことに砂糖の甘みがコーヒーの味を邪魔することはありません。
エスプレッソは淹れたてをクッと頂くのイタリア流
イタリアでは、エスプレッソは美味しいうちにクッと飲むのが普通です。1杯のコーヒーを時間をかけてのんびり頂くことはあまりしません。
完璧なエスプレッソは、「クレマ」「ボディ」「ハート」の3つの層がキレイに分かれています。この3つ層は10秒も保つことができません。だから淹れたてのエスプレッソをクッと美味しいうち(10秒くらい)で飲み干してしまうんです!美味しさを一滴も無駄にしない!のがイタリア流のエスプレッソの美味しい飲み方なんです。
まとめると、イタリア人流「エスプレッソ」の美味しい飲み方のポイントは2つ。砂糖を淹れて頂く。美味しいうちにクッと頂く。
朝などカフェやバールにいると、出勤前のイタリア人がカウンターでエスプレッソを頼んで、カウンターで立ったまま、バリスタといつもの朝の会話をしながら、好みの分量の砂糖を淹れて、クッと飲み干し、さっと立ち去っていく姿をよく見かけます。これがイタリアの朝の風景です。
濃いコーヒーが苦手な人に「カフェマキアート」
強いコーヒーもいいけど、ミルクの優しさが欲しいな。そんな時もありますよね。イタリア人にもそんな時はあるんです!笑
そんな時イタリア人が飲むのは「カフェマキアート」。エスプレッソにスチームで泡だてたふわふわのミルクを落とすことで、カフェに色をつける(Machiato:マキアート)したのが、カフェマキアートです。
主に午後の休憩時間などちょっとホッとしたい時にオススメです。
イタリア人のように「エスプレッソ」を楽しもう
ちょっとシャキッとしたい時、例えば朝まだ眠たいけど仕事や家事など頑張りたい時、大事な仕事の前、疲れを吹き飛ばしたい時、食べ過ぎてちょっと苦しい時、イタリア人のようにエスプレッソを美味しくいただいてみませんか?
イタリア人流の飲み方で、エスプレッソが少しあなたの身近なものになると嬉しいです!^^*
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