こんにちは、Ayettaです!
今日のテーマは国際結婚と苗字!
国際結婚をすると苗字がどうなるのか、
気になるところですよね。
国際結婚カップルは
夫婦別姓を選ぶことができるんです!
現在の日本では
日本人同士の結婚では
夫婦同姓のみが認められています。
国際結婚カップルにとって
夫婦別姓・同姓を選ぶ
メリットとデメリットにはどんなことがあるのか、
経験談も織り交ぜて説明します!
Contents
国際結婚カップルは、夫婦別姓が認められている
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国際結婚で気になることトップ3くらいには入るのではないでしょうか、
「国際結婚をすると苗字はどうなるのか?」
Ayettaがのっぽさんと国際結婚の手続きが完了して数ヶ月は
日本に居て、企業で仕事をしていましたが、
多くの人に「苗字は何なったの?」って聞かれました(笑)
結論からお伝えします!
国際結婚カップルの場合は、
何もしなければ夫婦別姓です。
例えばあなたが日本人女性で、山田花子さんなら、
アメリカ人のデーブ・スペクターさんと結婚しても、
イギリス人のウィリアム・シェークスピアさんと結婚しても、
イタリア人のパンチェッタ・ジローラモさんと結婚しても、
韓国人のぺ・ヨンジュンさんと結婚しても、
香港のジャッキー・チェンさんと結婚しても、
苗字を変更する手続きを何もしなければ、山田花子さんのままなのです!
国際結婚を機にカップルの日本国籍の妻または夫が、
外国姓を名乗りたい場合は、別途手続きが必要です。
現在の日本の法律では、
日本人同士のカップルが婚姻すると
夫か妻のどちらかの姓に統一する必要があります。
多くの場合は、妻が夫の姓に変えます。
日本の夫婦同姓の制度は、
実は戸籍と深い関係があるそうです。
少し脱線しますが、
戸籍ってものすごくざっくり言うと
日本の法律上の「家族の最小単位」ですね。
結婚すると親が作った家族の箱=戸籍から抜けて、
新しい夫婦で新しい家族の箱を作ります。
子供が生まれると家族の箱の中にメンバーが増えます!
家族の箱にはそれぞれ名前が付いていて、
それが苗字ですね。
外国籍の配偶者の場合、戸籍が与えられません。
外国籍の方と日本人が結婚してできる新しい戸籍謄本には、
確かに外国籍の方の名前が記載されていますが、
戸籍の欄外に記載されているんですね。
欄外は戸籍の中ではないんです。
国際結婚を機に外国姓を名乗る方法
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国際結婚を機に、日本国籍を持つ妻または夫がが、
外国姓を名乗りたい時は、
婚姻届を出すまでに決めておくのがAyettaのおすすめです!
日本姓を外国姓に変更するためには、
「外国人との婚姻による氏の変更届」という届出を
市町村役場に提出することで変更できます。
婚姻届と同時に提出するのが最もシンプル!簡単です。
変更届のフォームや手続きの仕方については、
必ず事前に提出予定の市町村役場に一度確認してくださいね。
海外在住の場合は、日本大使館または領事館への提出でOKです。
ただし!
婚姻届提出した後に、
やっぱり夫婦同姓にしたい!という場合は、
急いでください!!!
婚姻届提出後6ヶ月以内であれば、
市町村役場や
海外在住者の場合は
日本大使館または領事館で
「外国人との婚姻による氏の変更届」を提出することで、
配偶者の姓に変更することができます。
変更届のフォームや手続きの仕方については
大使館または領事館に事前に必ず問い合わせてくださいね。
婚姻届提出後6ヶ月を超えている場合は、ちょっと大変です。。。
家庭裁判所での手続きが必要で、
婚姻届提出から6ヶ月以内であれば、
変更届を提出するだけの1ステップですが、
婚姻届提出から6ヶ月を超えると
その他必要書類などがたくさんあって、とても面倒臭いのです。
婚姻届から6ヶ月を超えて苗字を変更する4ステップ
- 家庭裁判所に必要書類を提出して審査を受ける
- 審査の結果として、家庭裁判所からの許可をもらう *注意1
- 「外国人との婚姻による氏の変更届」を市町村役場または大使館・領事館に提出する
- 外国姓に変更! *注意2
*注意1 家庭裁判所の審査の結果、許可が出ないこともあります
*注意2 外国姓に変更ができたら、銀行、保険、パスポートその他氏変更に伴う必要な手続きがあるので、お忘れなく!
Ayettaの周りには
日本国籍で外国籍のパートナーと国際結婚をしたカップルは
Ayetta本人以外にも割といます!
どのカップルもそれぞれの理由で夫婦同姓・別姓を選んでいますが、
夫婦同姓を選んだ人はみんな婚姻届から6ヶ月以内に変更しています。
国際結婚を機に外国姓に変更したいと考えている方は、
婚姻届の用紙を取りに市町村役場または大使館や領事館に行く時に
婚姻届提出に必要な書類や手続きを確認すると思いますが、
その時併せて
「外国人との婚姻による氏の変更届」についても
確認するようにしてくださいね。
国際結婚カップル姓の選択パターン5
国際結婚カップルは、夫婦同姓&夫婦別姓が選べます。
姓の選択肢は、実はなんと5パターン!
えっ?!そんなに?どういうこと?って思いますよね。見ていきましょう。
国際結婚カップル姓(苗字)の選択パターン5
わかりやすく架空の国際結婚カップルを設定してみます。
アンドレア・カルロ・ロッシさんと佐藤希さんカップルが
日本の法律に従って、日本で婚姻届を出して、結婚をするとします。
アンドレア カルロ ロッシ (イタリア人男性)
佐藤 希 (日本人女性)
*アンドレアが名前で、ロッシが苗字、カルロはミドルネームとします。
*佐藤 希 →さとう のぞみ と読みましょう。
パターン1 :苗字は変えない
佐藤 希 →佐藤 希
パターン2 :単純に日本姓を相手の外国姓に変更するパターン
佐藤 希 →ロッシ 希
パターン3 :自分の日本姓に相手の外国姓を追加するパターン
佐藤 希 →佐藤ロッシ 希 または ロッシ佐藤 希
パターン4 :日本姓を相手の外国姓に、名前を自分の元の姓名にするパターン
佐藤 希 →ロッシ 佐藤希
パターン5 :ミドルネームを追加するパターン
佐藤 希 →ロッシカルロ 希
*「ロッシカルロ 佐藤希」「ロッシカルロ佐藤 希」もOKです
これらのどのパターンを選んでも大丈夫ですが、
パターン3、4、5は注意が必要です。
どんな注意が必要なのかをみていきましょう。
複合姓(ダブルネーム)
パターン3&4、5の「ロッシカルロ 佐藤希」「ロッシカルロ佐藤 希」は、
両方の姓を使っている”複合姓(ダブルネーム)”と言います。
複合姓(ダブルネーム)を選択する場合は、
婚姻届提出から6ヶ月以内であっても家庭裁判所の許可が必要になります。
外国姓はカタカナ表記(アルファベット表記は使えない)
日本で氏名を登録する時、使える文字に制限があります。
戸籍に使うことが認められている漢字とカタカナしか使えないのです!
西洋の外国姓に変更する場合はカタカナ表記になります。
Rossi → ロッシ
その他例えば、
「Smith → スミス」
「Martin →マルタン」
さらに、
韓国姓と中国姓の場合は少し注意が必要です。
前述の通り
「戸籍に使うことが認められている漢字とカタカナしか使えない」ので、
ハングル表記はできません。
しかし、
韓国姓は漢字表記がありますね。
例えば、キムさんは「金」と漢字表記にして登録することは可能です。
中国姓では、
ワンさんは「王」さんと漢字表記にして登録することは可能ですが、
リュウさんの「劉」は戸籍に使えない漢字なので「リュウ」さんとしか登録できません。
また、金さんも王さんも、
「キム」「ワン」と婚姻届にカタカタで記載してしまうと
その表記の苗字にしかなりません。
大切な名前の表記ですから、注意してくださいね。
外国姓&日本姓のメリットとデメリット
国際結婚カップルの場合は、
夫婦同性と夫婦別姓、どちらかを選べること、
選ぶ方法や苗字の選択パターンを説明してきました。
では、
日本姓のままにするのと、
外国姓に変更するのとでは、
どちらの方が良いのでしょうか?
結論をお伝えすると、どちらにもメリットとデメリットがあります。
国際結婚をするお二人が、
どの国でどんな生活をするのか、
結婚手続きや結婚後の生活への準備期間、
お二人の考え方を
よく二人で話し合って
決めるのがいいと思います。
日本姓のままにする場合と外国姓に変更する場合の
メリットとデメリットをそれぞれまとめてみたので、
一緒にみていきましょう。
日本姓のままにするメリットとデメリット
先ほどの国際結婚カップル、
アンドレア・カルロ・ロッシさんと佐藤希が結婚する時に、
希さんが「佐藤 希」のままにする場合です。
メリット
- 面倒な氏変更手続きがない
- 配偶者と苗字が違う
- 仕事など支障が出ない(旧姓ですなどの説明がいらない)
- 日本名を残しておける
デメリット
- 子供が重国籍の場合、国籍によって苗字が変わる
- 国際結婚した感、結婚した感を名前で味わえない
- 親と子で苗字が異なることの説明を求めらることがある
外国姓にするメリットとデメリット
先ほどの国際結婚カップル、
アンドレア・カルロ・ロッシさんと佐藤希が結婚する時に、
希さんが「ロッシ 希」や「ロッシ佐藤 希」などに変更する場合です。
メリット
- 家族がみんな同じ苗字
- 子供が重国籍の場合、どの国籍でも同じ氏名になる
- 国際結婚した感が味わえる
デメリット
- 氏変更手続きが面倒臭い(特に銀行、免許証、パスポート、保険など)
- 日本では外国人だと思われて、いちいち説明するのが面倒臭い
- 日本では聞きなれない苗字で聞き取ってもらえないことがある
- 日本の病院や学校などで名前を呼ばれた時、ちょっと恥ずかしい
このように
日本姓のままにするメリットとデメリット、
外国姓に変更するメリットとデメリットを
書き出して比較してみると、
お二人の場合の現在の実生活、
将来の人生に置いて
どんな影響があるのか、どのくらいの影響があるのか、
どうした方が幸せか
ということが見えてきたのではないでしょうか?
Ayettaは日本姓のままにしました
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イタリア人男性のっぽさんと国際結婚したAyettaですが、
Ayettaは夫婦別姓を選びました!
Ayettaが日本姓のままにした理由は5つです。
・結婚後イタリアに移住することを決めていたから
・現在のイタリアでは夫婦別姓が主流だから
・日本姓を残したかった
・いつか国籍を選ぶ子供に選択肢をあげたかった
・もし万が一離婚することになっても影響がないから(笑)
いろんなウェブサイトに
イタリアの夫婦別姓について色んな記述がありますが、
現在のイタリア、少なくとも私が生活している周りを見渡すと
ほとんどの夫婦が別姓です。
親世代(2018年時点で60代)の方々は少なくとも夫婦別姓が多いです。
子供の姓はどうなるの?
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のっぽさんとAyettaの子供、コロコロちゃんは、
イタリア人と日本人のハーフちゃんで、
イタリアと日本の両方の国籍を持っています。
日本国籍の日本人としては、Ayettaの苗字で、
イタリア国籍のイタリア人としてはのっぽさんの苗字です。
コロコロちゃんは名前も
日本名とイタリア名の両方を持っていて、
日本&イタリアどちらでも両方の名前を登録しています。
周りの人は呼びやすい方で呼んでいます。
日本の家族や友人のほとんどは日本名、
イタリアの家族や友人はほぼイタリア名で呼んでいます。
コロコロちゃん本人は
どちらも自分の名前だと認識しているようです。
まだ1歳のコロコロちゃんはあまり言葉は話せませんが、
日本語&イタリア語どちらで話しかけてもわかっているようです。
イタリアに住んでいるのでイタリア語の方が出てくるようですけどね。
夫婦別姓・同姓どちらも選べる国際結婚、二人のためにベストな選択を!
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日本人同士の結婚においては、
まだ議論中で結論の出ないままの夫婦別姓ですが、
国際結婚の場合は、夫婦同姓も夫婦別姓も選べます!
夫婦別姓・同姓、どちらにもメリットとデメリットがあります。
お二人のこれからの生活拠点の環境や文化、
お二人の考え方、将来子供ができたら、
とこれからのお二人の人生にとってベストな選択をしてくださいね。
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