「水の都」ヴェネツィアの冬の風物詩「アクア・アルタ」を体験するために、敢えてこの時期のヴェネツィアを訪れる観光客も世界中にいますが、
調子に乗った観光客が、体調を崩したり、病気になったり、怪我をしたりすることもあります!
「アクア・アルタ」は、異常潮位現象で、ものすごく簡単に言うと、高いレベルの高潮による街の浸水です。
街の浸水、洪水というと、その危険度もイメージができてくるのではないでしょうか?
この記事では、『「アクア・アルタ」のベネツィアで注意すべき3つのこと』として、
この時期のヴェネツィアでしか体験することのできない、不思議な体験ができたり、幻想的な絶景で魅了する「アクア・アルタ」のヴェネツィアで、
つい調子に乗ってやらかしてしまう観光客に対して、
現地ヴェネツィアに住むイタリア人が警告する3つのことをご紹介します。
Contents
運河の水はきれいじゃない!
「アクア・アルタ」のヴェネツィアで、調子に乗ってやらかしてしまった外国人観光客の一番危険なことは、浸水した水の中に水着や裸になって浸かる、泳ぐことです!
特にサンマルコ広場で、こういった観光客の姿が見受けられます。
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一見楽しそうですが、
サンマルコ広場をはじめ、街中に浸水した運河の水は、海水浴場などの泳いでいいきれいな海水とは違います!
ヴェネツィアに住む人々は、こんなことはしません!
体調を崩したり、病気になったりする危険性があるからです!!!
浸水したサンマルコ広場を目の前にすると、テンションが上がって、やらかしたくなるかもしれませんが、その水の中に飛び込むのはやめましょう。危険です。
安全な通路を確認&危険な場所に近づかない
街の浸水って、つまり洪水、水没です!
運河と通路の境目が分からなくなるほどに、水があるべきでないところにあふれ出している状態で、それが街中で起きています。
足元によく注意して歩く、その先も進んで大丈夫かどうかを確認しながら進む、ということをしないと、気づいたら運河に落ちてしまった!ということになりかねません!
浸水したヴェネツィアの街を歩く、ということは、単純に靴が水に濡れる、っていうだけじゃなくて、危険なんです!
観光客にとっては驚きの「アクア・アルタ」ですが、ヴェネツィアに住む人たちにとっては、しばしば起こること。
すぐに本当に危険な場所には、注意喚起する看板などが設置されますが、
そういった対処がされない危険な場所もあれば、
対処がされる前に危険な場所に遭遇してしまうこともあるでしょう。
街の浸水に驚いて、記念写真を撮ろうと夢中になっているうちに、運河に落ちたり、転んで怪我をしたり、しないように、まずは安全確保を優先してくださいね。
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濡れた靴を脱いで裸足で市内を歩き回るのも危険です!
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特に浸水している場所では、足元が水でよく見えません。
硬いものや鋭利なものが落ちているかもしれません!
危険なものを裸足で踏んでしまって、怪我をする恐れがありますし、前章でもお伝えしましたが、浸水した水は不衛生です!
自分の身は自分で守る!
子供が一緒の場合は、お子様の足元や進行方向、行動には、親がしっかり注意して、大切なお子様を守って安全な旅行をして下さいね。
※特に小さなお子様連れのご旅行の場合は、アクア・アルタの時期のヴェネツィアはあまりおすすめできません。お子様にせっかくキレイな「水の都」ヴェネツィアを見せてあげたい、と思われるなら、4月~9月の春~夏の時期、特に気候も良く晴れの日が比較的多い5月、6月あたりがおすすめです。
「アクア・アルタ」のヴェネツィアは、運河沿いでは運河に落ちないように、それ以外の場所でも浸水した通路の歩行やその近くは危険!と認識しましょう。
安全な通路を確認して、危険な場所には近づかないように注意する!安全確保が最優先!
風邪を引いたり、体調を崩したりしないように身体のケアをする
長靴や靴カバーをして、直接水に濡れることがなくても、足元から身体は芯まで冷えます。
アクア・アルタの時期は、10月~3月。
秋から初春のヴェネツィアの寒さは、気温の冷え込みに、海風が吹きつけ、太陽もなかなか顔を出さない曇りや雨の日の多い時期なので、体感温度は実際の気温よりも寒く感じられるでしょう。
防寒対策をしっかりして、風邪を引いたりたり、体調を崩したりしないように注意してください。
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水に浸かってしまったり、濡れてしまった後は、
すぐに温かいシャワーなどで体を温め、乾いた暖かい服装に着替えます。
食事はきちんと、睡眠もしっかり取って、体を内側からケアしてあげてくださいね。
ヴェネチアのアクアアルタ
街中に不穏な警報がなり、警戒レベルは4
町の1/3が水に浸かるとのことこりゃ観光どころじゃない、と言いつつあまりない光景に心踊る。。 pic.twitter.com/ol2zW4ECnx
— match (@matchr) 2018年10月29日
また、浸水の水は不衛生なので、浸水の水に浸かってしまった場合は、傷口などがあれば、消毒などして、怪我が膿んでしまったり、そこから病気になったり、怪我が悪化したりしないように気を付けてください。
浸水の水に浸かってしまった衣服は、乾いたからといって、そのまま再度身に付けるのはおすすめしません。ホテルのランドリーサービスなどを利用して洗濯するか、ビニル袋などに入れて、他の清潔な衣服などスーツケースの他のものなどに汚れなどが付着しないように管理することをおすすめします。
長靴や靴カバーをして、直接水に濡れることがなくても、足元から身体は芯まで冷える。
外出時の防寒対策はしっかりと!
水に浸かってしまったり、濡れてしまった後は、すぐに温かいシャワーなどで体を温め、乾いた暖かい服装に着替え、食事はきちんと、睡眠もしっかり取って、身体を外側からも内側からもケア!
まとめ:現地人が教える、「アクア・アルタ」のベネチアで観光客が注意すべき3つのこと
「アクア・アルタ」の幻想的なサンマルコ広場の絶景や、思わず写真を撮りたくなってしまう市内の浸水に、イタリア旅行の興奮も重なって、ついつい調子に乗ってしまうのが、観光客の特徴です。
ヴェネツィアの「アクア・アルタ」を実際に体験できることは、本当に貴重なことなので、興奮してしまうのは仕方のないことですが、
せっかくの旅行なので、安全と健康には気を付けて、旅を満喫してくださいね。
そのために、ヴェネツィア現地の人が教えてくれた、『「アクア・アルタ」のベネチアで観光客が注意すべき3つのこと』はこちらです。
1 運河の水はきれいじゃない!
浸水したサンマルコ広場を目の前にすると、テンションが上がって、やらかしたくなるかもしれませんが、その水の中に飛び込むのはやめましょう。危険です。
2 安全な通路を確認&危険な場所に近づかない
「アクア・アルタ」のヴェネツィアは、運河沿いでは運河に落ちないように、それ以外の場所でも浸水した通路の歩行やその近くは危険!と認識しましょう。
安全な通路を確認して、危険な場所には近づかないように注意する!安全確保が最優先!
3 風邪を引いたり、体調を崩したりしないように身体のケアをする
長靴や靴カバーをして、直接水に濡れることがなくても、足元から身体は芯まで冷える。
外出時の防寒対策はしっかりと!
水に浸かってしまったり、濡れてしまった後は、すぐに温かいシャワーなどで体を温め、乾いた暖かい服装に着替え、食事はきちんと、睡眠もしっかり取って、身体を外側からも内側からもケア!
健康な身体で、安全な旅を!
あなたのヴェネツィアの旅が、素晴らしいものになりますように!
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