イタリア旅行で、よく話題になるのがトイレです。
日本人旅行者によるイタリアのトイレで困ったことベスト5はこちらです。
1位 トイレはどこ?
2位 便座がない
3位 手を洗う時の水の出し方が分からない
4位 トイレの水の流し方が分からない
5位 便座が2つある
どれも困りますよね。順番に解決して行きましょう。
Contents
#1 トイレはどこ?
イタリアで観光中にトイレに行きたくなった時は、バールやカフェ、食事をしたレストラン、美術館や博物館のトイレを使いましょう。
日本のように街中で公共のトイレを見つけることがなかなかできません。
そして、やっと見つけた公共のトイレはひどく汚くて使う勇気がない…。悲劇ですね。でも残念ながらイタリアの現実なのです。
街中の公共のトイレは汚いから使わない方がいいよ…。僕は使わないな… 。
現地イタリア人も公共のトイレをほとんど使いません。汚いので。
美術館や博物館のトイレは、比較的綺麗に整備されています。
レストラン、バール、カフェのトイレはお店に寄るので一概に言えませんが、比較的新しいきれいなお店なら現代的なトイレ設備で綺麗にされているところもあります。一方小さなバールやカフェ、老舗のレストランなどはトイレも旧式の場合があります。
ミラノやローマなど大都市ならば、デパートもありデパートのトイレは比較的きれいで、近代的なトイレです。無料で入れることがほとんどです。その代償と言いますか、特に女性用のトイレは長蛇の列を作っていたりします。
大きな駅のトイレは有料の場合があります。その分比較的清潔で、安全と言えます。
バールやカフェでトイレに行く方法はこちらを参考にして下さいね。
結論、イタリア旅行中にトイレは、バール、カフェ、レストラン、美術館、博物館、デパートなどのトイレがオススメ。
#2 便座がない
イタリアのトイレで、Ayettaが最初に衝撃を受けたことは、便座がないこと!
便座がないトイレは結構な確率で遭遇します。
お店の人に理由を聞いてみたところ、お客さんが便座の上に乗って陶器でできた便座が壊れてしまったからそのままにしてある、そんな話をよく聞くから、最初から便座をつけてないという2種類の答えを何軒かで聞きました。なんとまぁ。。。
便座の無いトイレで、イタリア人はどうやって用を足すのかと言うと、シンプルに、座らずにスポーツの筋トレの空気椅子みたいな感じで、お尻を少し浮かせて用を足すのです。
ちなみにイタリアのトイレ、用を足した後の排水の勢いがやたらとすごいのか、便座の構造が悪いのか、水が飛ぶのを目にしました…。飛んだ水はもちろん、便座がある場合は便座のまさにお尻を乗せるところに飛び散るわけです。
個人的には、イタリアのトイレでは、便座があっても、お尻をつけての利用はオススメしません。
ただし、便座の高さによっては、小さな体の日本人にはやや高くて、お尻を浮かせて用を足したいのに膝を曲げて角度を調整するとお尻が便座に触れてしまう…ということがあるかもしれません。
そんな時のために、小さめさんは、携帯用の使い捨て便座シートを持参しておくと安心かもしれません。持って行っても結局使わなかったということもあるかもしれませんが、いざという時に後悔しないです。
ウエットティッシュなどで便座を拭いて直接便座に座るという方もいらっしゃるようですが、Ayettaはウエットティッシュで拭いた程度では気持ちよく使えないので、個人的にはオススメしていません。
イタリアのトイレには便座がないことが割とある、と覚悟しておいてくださいね。
もちろん、ホテルのトイレは清潔にしてあって、便座もあるので、安心してください。
#3 手を洗う時の水の出し方が分からない
センサーなどが反応して、手を蛇口下にかざすだけで水が出るタイプの手洗い場は、日本では一般的ですが、イタリアでは、手を洗うための蛇口の水を出すために、足元のレバーを踏む必要があることがあります。
日本から来た家族や友人が、トイレに立ってしばらく帰って来ないので、心配して様子を見に行くと、捻るバルブもないし、センサーも無さそう…一体どうやって手を洗えばいいの?と困り果てていたことが何度かありました。
私も初めてイタリアに来た時に、立ち寄ったバールのトイレで同じ経験をして、困ってのっぽさんに助けを求めたことがあります。これはなかなか困ります。
手を洗う時、蛇口のセンサー反応も捻るバルブもなくて、困ってしまった時は、ちょっと落ち着いて、足元にレバーがないかチェックして見てください。レバーを踏んで水が出たら、正解です!
#4 トイレの水の流し方が分からない
私は実は東京にあるフランススタイルのカフェで経験済みだったので、イタリアに来て困らなかったのですが、家族が実際にイタリアのレストランのトイレで経験した困った事件です。
トイレで用を足したら、水を流しますね。
さて、日本でよく見るボタンは無い…レバーも無い…どうしましょう?
実はこの紐を引っ張るのです。
よく便器の後ろに付いているタンクですが、タンクが上の方に付いていることがイタリアのトイレでは稀にあります。
トイレの水の流し方が分からなくて困った時は、タンクが上部に設置してある時は、引っ張る紐がないかチェックして見てくださいね。
#5 便座が2つある
ホテルなどでありがちなのが、このタイプ。あなたはどちらで用を足しますか?
正解は、奥が便座です。
手前のものは、ビデです。
日本のビデは、通常用を足す便座に機能が不可されていて、ボタンで操作して使用しますね。
イタリアのビデの使い方は…
前側を洗いたいときは、蛇口向きに跨って、デリケートゾーン専用の石鹸で洗います。
お尻を洗いたいときは、蛇口にお尻を向けて跨って、デリケートゾーン専用の石鹸で洗います。
洗った後は、タオルで水気を拭いてキレイさっぱり!です。
イタリアのビデの使い方を詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
【おまけ】次点トラブル
イタリアのトイレトラブルベスト5入りはしませんでしたが、こんな困ったこともあるかもしれません。
もしあなたがこれらのトラブルに出会ってしまった時に、悲しい思いや辛い思いをしないように、対策をご紹介しておきますね。
トラブル#6 このトイレどうやって使うの?
和式みたいなイタリアの超旧式トイレがあります。こちらです。
このトイレの使い方は、サイドのガタガタの部分に足を置いて、壁側に背を向けて(窪みの膨らんでいる方がお尻方向)、用を足します。
トラブル#7 床がびちょびちょ
先に紹介したビデとは別の種類のまるでホースのようなビデがたまにあります。
これを使うと、床がかなりの確率で水浸しになります。。。そのため床が水浸しの場合があります。
水が床にうっすら溜まるほどとまでは行きませんが、トラブル#6で紹介した超旧式トイレも、水を流すと多少なりとも便器の外に水が飛びます。そのため、床が濡れてる状態が発生します。
イタリア旅行の際は、マキシスカート&ワンピース、床を引きずるほどの長い裾のズボンなどを履くことはオススメしません。トイレで裾を引きずって汚れてしまうなんて、ショック過ぎますよね。トイレに限らず、道もお店の床もそんなトイレの床を歩いた可能性のある靴で、みんな歩き回っているので、キレイとは言い難いです。
裾の長い服は、床に着かない長さのものを選ぶように心がけるといいですよ。
トイレの床がびちょびちょの時は、滑らないように気をつけること、裾の長いスカートやズボンを履いている場合は、裾を手で持ち上げて、床につかないようにすること。
まとめ:イタリアのトイレについて知っておいて欲しい5つのこと。
イタリア旅行のトイレ事情について最低限知っていてほしい5つのことをご紹介しました。
1 トイレはどこ?
2 便座がない
3 手を洗う時の水の出し方が分からない
4 トイレの水の流し方が分からない
5 便座が2つある
イタリアのトイレは基本的に、日本と比較しちゃダメです。
日本レベルの機能を求めてはまずダメですし、日本レベルの清潔さも求めるのは酷です。自分が辛くなるので、そこは早めに諦めて、イタリアレベルの自分が許容できるキレイさを探す努力をしてください。
最近はイタリアのトイレ事情も改善されてきています。
ある程度キレイなバールやカフェ、レストラン、美術館、博物館のトイレ、デパートのトイレは、日本人の許容範囲だと思います。
今日ご紹介した事前情報だけチェックしておいていただければ、現地でショックを受けることもないと思います。思ってたよりキレイだったわ!と思って頂けるくらいの可能性だってありますよ。
トイレ事情をあまり心配されずに、おおらかな心でイタリア旅行を楽しんでいらしてくださいね!
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