【イタリア人と国際結婚】イタリアの結婚式&披露宴の準備を解説!

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イタリア人と国際結婚するなら、
やっぱり憧れるのはイタリアでの結婚式&披露宴!
ファッションの国イタリア、素敵なドレスに身を包み、
食の国イタリア、美味しい食べ物、美味しいワインに舌鼓を打ちながら、
音楽の国イタリア、楽しいおしゃれな音楽のリズムに乗ってダンスを踊ったり。

そんなイタリアの結婚式&披露宴の準備について
Ayetta&のっぽさんの実体験をもとに解説します!
これからイタリアで結婚式や披露宴を計画している方は、
ぜひ参考にしてくださいね。

Contents

国際結婚カップルのイタリアでの結婚の方法は2種類

日本人とイタリア人が国際結婚をする場合、
結婚手続きは、日本方式とイタリア方式の2種類があります。

日本の法律に従って結婚手続きを行う「日本方式
イタリアの法律に従って結婚手続きを行う「イタリア方式

日本方式は、
書類手続きのみでシンプル、短期間で完了できることが特徴です。
イタリア方式は、
結婚式をすることが前提、
カトリックの国イタリアならではの手続きがあり、時間がかかります

イタリアの結婚式は、
民事婚協会婚、2つの結婚スタイルから選ぶことになります。

民事婚は市役所で行う結婚式
協会婚はカトリックのルールに従って、協会で行う結婚式です。

お二人にとってベストな結婚手続きのは、
どの国で行いたいか、
宗教へのこだわり、家族や本人の考え方など
様々な角度で話し合って決める必要があります。

日本方式の結婚手続きについて詳しく知りたい方はこちら
イタリア方式の結婚手続きについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
参考なれば嬉しいです!

イタリアの結婚準備

 

結婚式は手続き以外にもやることが山盛りで大変です!

結婚式の当日の衣装やアクセサリーにヘアメイク、
二人の愛の証の結婚指輪、
披露宴会場の手配、
美味しい食事やワインは厳選しなくてはいけないし、
音楽も大事です。
最高の1日をアルバムに残したいし、
ゲストへのプレゼントもとびっきりのものを準備したいですよね。

こちらが結婚式&披露宴準備リストです!

証人(TESTIMONI)
レストラン
招待状
LA LISTA DI NOZZE(お祝いにほしい物リスト)
結婚指輪
当日の衣装、アクセサリー、靴、ヘアメイク
ブーケ
カメラマン
ミュージシャン
当日の自宅でゲストを迎える準備

イタリアの結婚式結婚式&披露宴の準備10

1 証人(TESTIMONI)

イタリアの結婚式では、民事婚でも協会婚でも、
新郎新婦それぞれに証人が必要です。
民事婚では、シンプルに市役所で
誓約、指輪の交換、結婚成立の宣言、結婚証書の署名が
形式に従って行われます。
協会婚では特別なミサの中にこれらの手続きが織り込まれる形です。

2 レストランの予約

協会婚でも民事婚でも、
式の後にランチかディーナー、
またはランチとディナー両方の披露宴をレストランで行います。
イタリアの結婚式は、
家族や親戚、友人、同僚、近所の人などを招待して盛大に行います。
短ければ、昼頃にランチが始まり夕方6時頃か7時くらいには終了。
長いとその後ディナーがあって、夜中3時くらいまで宴が続きます。

イタリア人にとって食事はものすごく大切なもので、
メニューひとつ決めるのに、家族ですごく話し合います。
料理は質も量も大事なんです。
それから忘れてはならないワイン。
美味しくない安物のワインばかりだと、
後から客人は家に帰ってしばらく文句を言うことになります。
せっかくの結婚式に参加した人たちには、楽しんでほしいですよね。
イタリア人を喜ばせるには、料理と美味しいお酒は欠かせません。
また、長時間を過ごす会場になるので、
居心地の良さやスタッフの対応の良さなどは大切なチェックポイントです。
イタリアらしく、古城をアレンジしたレストランでのパーティーも素敵です!

3 招待状

結婚式の日時とパーティーの時間と場所が決まったら、
招待客を決めて招待状を作成します。
結婚式の招待状は日本同様かそれ以上にこだわるイタリア人。

近年では遠方の方には郵送することもありますが、
基本は手渡しするので、配布にかなり時間がかかります。
手渡しする際は、大抵は招待する相手の家を訪問して、
ちょっと軽く飲んだりしながらおしゃべりをして、
本題に入るという感じで、一日2件くらいしか回れません。

すでに結婚することを耳にして、
お祝いを持って来てくれる人もいます。
そんな時もちょっとお酒やドルチェなどを振舞って
おしゃべりをするので、
滞在時間は最低でも2〜3時間です。

招待状の準備と配布は、余裕を持って行ってくださいね。

4 お祝いにほしい物リスト(LA LISTA DI NOZZE)

イタリアでは、結婚式当日にご祝儀を持っていくことはありません。
お祝いにほしい物リスト(LA LISTA DI NOZZE)を
新郎新婦が事前に準備していて、
それを買ってあげるというシステムがあります。
これは特に結婚を機に新居で新生活を始めるカップルに多いです。

すでに同居をしているカップルは
新しいものは特にいらなかったりするので、
新婚旅行や今後の生活の足しになるように、
と結婚祝いのカードにお金を挟んで渡してくれたりします。
金額はだいたいレストランでの招待された人数分の食事代相当です。

結婚式直前や当日に鉢植えのお花が届くことも多いです!
家がお花に溢れてハッピーな雰囲気が増しますよ!

5 結婚指輪

イタリアではゴールドのシンプルな結婚指輪が主流です。
日本ではプラチナで、女性側の指輪には繊細な装飾が施された、婚約指輪ほどでなくても指にその存在を感じさせるものが多いですよね。
イタリアの結婚指輪は男女共にとてもシンプルで、ゴールドも肌馴染みの良いものが一般的です。
イタリアの女性は年齢を問わず、大きめの指輪やブレスレットなどを身につける傾向があります。いつも変わらず身につけている結婚指輪は、他のアクセサリーの邪魔にならないようにシンプルなものを好むのかもしれませんね。
手先の器用な職人さんが多いイタリア、指輪の裏側には名前や結婚記念日、メッセージなどを繊細な文字で掘ってくれるサービスが無料でついていることが多いです。とっても素敵な記念になりますね。
結婚指輪は、街の宝石店、有名ブランドショップなどで購入できます。シンプルなものだと日本人の感覚からすると、こんなに安物でいいのかな?と思うこともありますが、イタリアでは一般的に結婚指輪にはそんなにお金をかけないイメージです。

6 当日の衣装、アクセサリー、靴、ヘアメイク

結婚式当日のタキシードやドレス、
靴やアクセサリーの購入。
結婚式の衣装は日本では多くの場合レンタルですが、
イタリアでは購入が多いです。

ウェディングドレスは、お店にも寄りますが、
基本的には日本より安価です。
レンタルと同じ金額かそれ以下で
素敵なドレスが購入できてしまいます。

男性のタキシードも、
コストパフォーマンスは圧倒的に
イタリアの方がいいと思います。
質の良いものがお手頃な価格で購入できる点は、
やはりファッションの国だと思います。

靴の他、アクセサリー、当日のヘアメイクの予約手配などもあります。
靴やアクセサリーは、
基本的にはドレスとは別に自分達で好きなものを用意します。
ウェディングドレスやタキシードのお店で購入することもできますが、
サイズやデザインの選択肢が少ないので、
特に靴は日本人はサイズが小さめなことが多いので、
自分たちで揃えることをお勧めします。

ヘアメイクは街の美容室で予約できます。
最低一度は訪問して、打ち合わせをすることをお勧めします。
特にイタリア人のヘア&メイクアップアーティストは
日本人の髪や顔を扱い慣れていないので、
日本人の平坦な顔に、
目が大きく彫りの深い人向けのメイクを施されて、
なんの罰ゲームだろう。。。ってことになることもあります。
決める前に一度トライアルをすることをおすすめします。

7 ブーケ

ブーケは自分たちで用意するのが一般的です。
街の花屋さんで準備してくれます。
好きな花や入れて欲しい花、どんなイメージのブーケにして欲しいなどを伝えて、予約します。
当日の朝、ブーケを取りに行ってお金を支払います。
手配自体は至ってシンプル、だからこそうっかり忘れがちなので、
予約することも、当日の朝、家族の誰かに取りに行ってもらうことも
忘れないように必ずチェックリストに入れてくださいね。

8 カメラマン

当日朝家で準備をしているところから、結婚パーティーが終わるまで、ほぼ1日に渡って写真を撮ってくれます。
撮りまくってもらった写真から選定した写真でウェディングアルバムを作ります。
金額はピンキリですが、大体10万円くらいが相場です。
カメラマンは色んな注文をつけて写真を撮りますが、恥ずかしくなるような格好やポーズをとらされることもありますが、せっかくなので楽しんでくださいね。
大抵は街の写真屋さんなどに相談すると手配してくれます。
イタリアでは口コミが一番信用が高いのですが、ネットの口コミではなく、リアル口コミで、友人や親戚などにカメラマンの手配はどこに頼むのが良いか、など相談してみるのが一番良いです。地元の情報は地元の人が一番知っています。むしろネットや外ではなかなか良い情報が見つかりにくいです。

9 ミュージシャン

結婚式では大抵ミュージシャンを雇います。
サックスフォニストやバイオリニスト、様々なミュージシャンがいますが、
メインの楽器の他にキーボードやアンプ、ミキサーも持参して
DJもしてくれちゃう人も結構います。

このシーンではこんなイメージの音楽を、と
細かく指定して対応してもらうこともできる器用な人が多く、
さすが音楽の国イタリアだと感心されられます。

ただし、イタリア人は良かれと思って
自由にアレンジしちゃう癖のある人が多く、
ざっくりなイメージでお任せすると、
その人色の愉快なことになったりもします(笑)
BGMのはずが音大きいとか。
イタリアの披露宴では、
日本の披露宴のように新郎新婦や両親が涙を流すような演出よりも
新郎新婦もゲストもみんなが終始笑顔で楽しく笑って過ごすものが一般的。
新郎新婦もお飾りでなく、音楽に合わせて踊ったり、楽しみながら、
ミュージシャンの自由なアドリブも笑って受け入れてくださいね。

10 運転手をお願いする

大抵は兄弟か友人に、当日家から式場までいく車の運転手をお願いします。
当日のヘアメイクは大抵は予約した美容室でやってもらい、
帰宅して、家でドレスなどの衣装に着替えます。
大抵は実家から式場に向かいます。
式場に向かう新郎または神父を乗せた車には大きなリボンをつけて
街中にこれから結婚する新郎新婦が乗っている車だと分かるようにします。
式の前に家に集まってくれる家族や親戚も
式場に行く時には車にリボンをつけて向かいます。
リボンをつけた車で街を走っていると、
知らない人にもおめでとう!と声をかけられたり
すれ違う車がクラクションを鳴らしてお祝いしてくれたりします。

その他には、当日会場の入り口に飾る大きな席次表(TABELLONE)もこだわって作るカップルは多いです。
席次表は、日本のように招待状に同封して一人ずつに渡すことはしません。ギリギリまで席決めに悩むのは、日本もイタリアも同じです(笑)
席次表の特徴は、テーブルに名前を自由につけるのですが、新郎新婦が行ってみたい場所、新郎新婦の好きな花や食べ物、星座の名前にしたりと、オリジナリティを出すことです。大抵、新郎新婦が手作りします。

結婚式当日は、新郎新婦も食べて飲んで踊って笑って楽しむ!

イタリアの結婚式は、ドレスを着ている花嫁も、食べて飲んで踊って笑う!自由に席を離れてゲストと写真を撮ったり、かなり自由です。

日本のようにプランがあって、プランナーさんが手取り足取り準備をしてくれることはありませんが、その分、新郎新婦の当日の自由度の高さはイタリアならでは。
友人などによる余興などもありますが、それも友人たちが自ら空気を読んで、そろそろやろうかなで、会場に声がけして始めたり、急に勝手に初めてゲストがおっ?何かやってると注目するというなんとも自由な感じです。
披露宴中にたくさん食べてお腹がいっぱいだから外で散歩してくる!というゲストも普通にいます。
長時間の披露宴ですから、そのくらいの自由さがないと逆に辛いですよね。

イタリアの結婚式の準備について説明してきました。
結婚式の準備が大変なのは、日本もイタリアも同じです。
特にイタリアでは、
自由な形式で自分たちのオリジナルの式ができる反面、
何をどう準備していいか、分からなくて困ってしまうこともありますが、
何をどう準備していいかさえ分かれば、
お二人で楽しく悩んだり話し合ったりしながら
二人だけの素敵な結婚式&披露宴を創り上げてくださいね。

Ayetta&のっぽさんはお二人が幸せいっぱいの結婚式をあげられることを祈っています!