イタリアのレストランでのパンの食べ方〜イタリアのパンに関する5つのテーブルマナー

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イタリア食事をする時、パンは必ず出てきます!パンが出てこないことはほとんどないです。ピザ屋さんでピザを食べる時もほとんどの場合、パンが提供されます。

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みなさんは、イタリアでのパンの食べ方にルールがあることをご存知ですか?

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[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”korokoro-10.jpg” name=”コロコロちゃん”]<p>イタリアのレストランでのパンの食べ方として、イタリアのパンに関する5つのテーブルマナーをご紹介します。[/speech_bubble]

 

Contents

イタリアのパンに関する5つのテーブルマナー

  1. パンは席代に含まれてる
  2. パンは手でちぎって食べる
  3. 食べかけのパンはテーブルクロスの上に直接置く
  4. パンは基本的には何もつけない〜日本の白米ポジション〜
  5. 料理のソースが美味しい時、パンで拭うのはダメじゃない

イタリア人にとってパンは食事に不可欠なもの。日本人的にはパンは”炭水化物”というカテゴリーに属して、食事の中では炭水化物を1品、肉、野菜、汁物などでメニューを構成したくなりますよね。でも、イタリア人はパンとパスタ&リゾット(米)、ピザも同カテゴリーではないんです!Ayettaは、最初ちょっとびっくりしました。

イタリアではパンに関するテーブルマナーが5つあります。テーブルマナーというとちょっと堅苦しく難しそうなイメージがありますが、見てみると、「あぁ、なるほどね!」という程度のものなので、肩の力を抜いて気楽に読んでくださいね

では順番に見ていきましょう。イタリアのパンに関する5つのテーブルマナー!

1 パンはテーブルチャージに含まれてる

まずお金の話(笑)。外食において、何にお金がかかっているのかは大事ですよね。最初にチェックして安心しましょう(笑)

イタリアのレストランでは、いわゆるテーブルチャージ(席代)、イタリア語ではcoperto(コペルト)がほぼ必ずあります。だから基本的にはレストランでチップを払う必要はありません。楽チンですね♪

パン代はcoperto(コペルト:テーブルチャージ)に含まれているので、パン代を別途払う必要はありません!逆に言うと、パンを食べなくても、パン代はcopertoに含まれているので、パンを食べないと損ですね。

パンは基本的に食べ放題で、最初に日本の居酒屋のお通しのように提供されるパンを食べてしまったら、お代わりすることもできます(お代わりすることで追加料金を取られることはありません)。大抵数種類のパンが用意されているのですが、好きなパンだけ食べてしまって、それだけお代わりしたい時は、好きなパンだけお代わりすることもできます!

イタリア語でパンのお代わりをする時の言い方をご紹介します!

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すみません。パンのお代わりをお願いします。

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Scusi mi! Ancora un po’ di pane, per favore! (スクージ ミ!アンコーラ ウンポ ディ パネ、ペル ファヴォーレ!)

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1種類のパンだけをお代わりする場合 例:グリッシーニだけお代わりする

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すみません。パンのお代わりをお願いします。

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Scusi mi! Ancora un po’ di grissini, per favore! (スクージ ミ!アンコーラ ウンポ ディ グリッシーニ、ペル ファヴォーレ!)

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2 パンは手でちぎって食べる

パンは一口大に手でちぎって食べるのが、イタリアのマナーです。日本はしっとりモチモチのパンが多いですが、イタリアのレストランで提供されるパンの多くが、日本の一般的なパンに比べると、手でちぎるとポロポロとパン屑が出る乾燥したパンが多いです。パンを手でちぎるときにパン屑がポロポロテーブルの上に散ってしまうのは、全く問題ありません。マナー違反じゃないので安心して下さいね。

手の平に収まる程度の小さいパンであっても、一口で食べられる大きさより大きい場合は、必ず手でちぎって食べて下さいね。パンを口で噛みちぎるのは、マナー違反です!

3 食べかけのパンはテーブルクロスの上に直接置く

イタリアではパンはテーブルクロスの上にそのまま置きます。大抵はレストランではパンはカゴなどに入れて提供されますが、パンの取り皿が用意されることはあまりないです。パンの取り皿が用意されるのは、一部の高級レストランくらい。手でちぎった食べかけのパンなどは、テーブルクロスの上に直接置くのがイタリアの常識

そのためテーブルクロスはお客さんごとに取り替えて、清潔に保たれています

パンはお皿の上に置くのが常識!の日本人にとっては驚きですよね。パンをテーブルクロスの上に直接置く話を詳しく知りたい方はこちらをご参照くださいませ。

 

4 パンは基本的には何もつけない〜日本の白米ポジション〜

イタリア人にとってパンは、日本人にとっての白米のようなポジションです。パンはそのまま食べます

もちろん日本人だって白米にふりかけをかけたり、卵ご飯にしたり、おかずをのせたりアレンジしながら食べますよね。イタリア人もパンに、オリーブオイル(Olio di oliva:オーリオ・ディ・オリーヴァ)、バター(Burro:ブッロ)を付けたり、ジャム(Marmellata:マルメラータ)やチーズ(Formaggio:フォルマッジョ)を塗ったりして食べることもあります。日本のイタリアレストランでも、よくバターの代わりにお店自慢のオリーブオイルを小皿に入れてパンと一緒に提供されますよね。イタリアのレストランでも、お店自慢のオリーブオイルがあるレストランなどでは、パンに付けて食べる用にオリーブオイルがパンと一緒に用意されることもあります。日本人にとっては、パンにはバター!が一般的ですが、イタリアでは、パンにバターを塗って食べるのはあまりメジャーではないです。高級レストランなどではパンに塗る用のバターが用意されることはあります。観光地のホテルの朝食などでも、パンに塗る用のバターが用意されている場合は多いです。

 

5 料理のソースが美味しい時、パンで拭うのはダメじゃない

出典:http://www.italymagazine.com/

料理の美味しいソースなどがお皿に残ってしまった場合、お皿のソースをパンで拭って食べているイタリア人を見かけることがあります。お皿のソースをパンで拭って食べる行為をイタリア語では、Scarpetta(スカルペッタ)と言います。Scarpettaは靴という意味です。Scarpettaは、お行儀の良いことではないんですが、家庭では普通にやりますScarpettaは、外食時は厳密にはマナー違反なのですが、レストランによっては、この料理はソースが美味しいから、お皿に残ったソースもパンに浸けて食べてくださいね、とお店の人に言われることもあります!お店の雰囲気、周りのお客さんを見渡して、Scarpettaをやっている人がいれば、基本的にはNGじゃないです。

イタリア人は食べるのが大好き!そしてラテンな性質のおおらかな人たちなので、ルールを守ることに関して、特に食事のルールに関しては割とゆるいです。決められたルールを厳格に守ることよりも、空気を読んでその場にあった対応をすることの方が重要視されます。空気を読んだその場にあった対応とは、周りの人がどうしてるか、それになんとなく合わせるってことです。

イタリアのパンのテーブルマナーを理解して美味しく食事をしよう

イタリアで食事をする時には欠かせないパン!だからイタリアにはパンに関するテーブルマナーがあります。

イタリアのパンに関するテーブルマナーは5つ。

  1. パンは席代に含まれてる
  2. パンは手でちぎって食べる
  3. 食べかけのパンはテーブルクロスの上に直接置く
  4. パンは基本的には何もつけない〜日本の白米ポジション〜
  5. 料理のソースが美味しい時、パンで拭うのはダメじゃない

テーブルマナーと言っても、よく見るとどれも「あぁ!なるほどねっ!」という程度のものです。知っておけば怖くないテーブルマナー!

これでイタリアでも安心して美味しく食事ができますね!イタリアはグルメな国。イタリアでは、思いっきり美味しい食事を楽しんでくださいね!

Buon appetito!(ボナペティート:美味しく召し上がれ!)