イタリアロックダウン解除はいつから?緩和が始まった現地の最新情報を紹介

イタリアロックダウン解除はいつから?緩和が始まった現地の最新情報を紹介

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イタリアロックダウン解除は、具体的にいつからなのでしょうか?

イタリアロックダウン解除の緩和が始まった現地の最新情報を紹介します。

 

Contents

イタリアロックダウン解除はいつから?

イタリアのロックダウンが解除されるのは、6月3日からです。

3月9日から国中をロックダウンして、州の移動どころかコムーネという村レベルの外に出ること自体を禁止。

どうしても必要がある場合は、必要性の証明書を携帯しないとスーパーに買い物も行けないレベルでした。

買い物も家族の代表が1名で行くこととか制限がありました。

そんなイタリアですが、5月17日までの状況がこちらです。

イタリアロックダウン解除はいつから?緩和が始まった現地の最新情報を紹介

 

 

 

現在の陽性患者数は68,351人

コロナによる死者数は31,908人

全感染者数は225,435人

 

イタリアの人口は約6千万人なので、人口の0.3%がコロナに感染した経験があるということになります。

0.3%って少ないと感じるかもしれませんが、これは公式に確認された数字なので、検査を受けていない本当は感染していただろう人はカウントされていません。

私の周りでもコロナウイルスの感染者やコロナで亡くなった方もいます。

その家族や関係者で症状が無い、または軽い症状の方は検査せずに自宅療養+外出禁止という措置が取られている人もいました。

本当にそういう人も全員検査していたら検査機関のキャパを超えちゃうので。

 

イタリアのコロナは落ち着いたの?本当に大丈夫?

5月17日時点のコロナに感染している人の数が68,000人。

そんな状態でロックダウン解除して大丈夫なの?と心配になりますよね。

イタリアのコロナの状況全然改善してなくない?

 

 

イタリアロックダウン解除はいつから?緩和が始まった現地の最新情報を紹介

↑上のグラフは、イタリアのコロナ状況の週ごとの変遷です。

  • 赤(Nuovi casi) その週に新しく確認された感染者数。
  • 緑(Guariti) コロナに感染者のその週の回復者数
  • 黒(Morti) コロナによる死者数
  • ピンク(Attualmente positivi) 現在感染している人の数

 

イタリアロックダウン解除はいつから?緩和が始まった現地の最新情報を紹介

4月末には10万人越えだった感染者数が半分近くまで減っています!

それでも68000人ってまだ多いですけどね…。

イタリアロックダウン解除はいつから?緩和が始まった現地の最新情報を紹介

イタリアの感染者のほとんど(80%)が、ロンバルディアとピエモンテ、2つの州に集中しています。

逆にイタリアのロックダウン解除って、この2つの州は除外しなくていいのだろうか…と個人的には思いますけど。

ちなみに私はピエモンテ在住なので、ロックダウン解除の喜びと再びコロナの感染拡大を心配する気持ちとで複雑な心境です。

幸運なことに我が家は感染者が出ていませんが、近所や親せき、友人・知人には感染者が何人もいますし、コロナで亡くなった人も身近にいます。

コロナすごく身近な問題です。

 

イタリアロックダウン解除の緩和が始まった現地の最新情報を紹介

6月3日からのロックダウン解除に向けての緩和状況のイタリア現地の最新情報を詳しく解説します。

  • 5月18日~ 小売業、対人サービス業、飲食業、海水浴場、宗教行事、チームによるスポーツ練習、美術館の再開
  • 5月25日~ ジム、プール、スポーツセンターの再開
  • 6月3日~ 州を越えた移動の再開
  • 6月15日~ 劇場、映画館、地方自治体による子供の娯楽・レクリエーション活動の再開

ただし、「常にマスクを携帯し、屋内では常に着用、また、屋外でも対人距離を保てない恐れがあれば着用すること」が強く勧められています。強制ではないんですね。

 

移動制限の解除

5月18日(日)から州内の移動制限が解除されました。

自己宣誓書という証明書が無しで村の外へ移動することができるようになりました。

でも州を超えての移動はまだ制限されています。

このままイタリアでのコロナが落ち着いて行けば…

6月3日以降は別の州への移動もOKになります!

 

イタリア国外の移動解除は?

6月3日からイタリア国外との移動も解除されます。

移動がOKになる国は下記です。

  • アンドラ
  • オーストリア
  • ベルギー
  • ブルガリア
  • キプロス
  • クロアチア
  • デンマーク
  • エストニア
  • フィンランド
  • フランス
  • ドイツ
  • ギリシャ
  • アイルランド
  • アイスランド
  • ラトビア
  • リヒテンシュタイン
  • リトアニア
  • ルクセンブルク
  • マルタ
  • ノルウェー
  • オランダ
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • モナコ公国
  • 英国
  • チェコ共和国
  • サンマリノ共和国
  • ルーマニア
  • スロバキア
  • スロベニア
  • スペイン
  • バチカン市
  • スウェーデン
  • スイス
  • ハンガリー

 

引き続き制限されること

基本的に集会は禁止

「公共の場所や公衆がアクセス可能な場所においては引き続き禁止」とされています。

 

コロナ感染者は移動禁止

「保健当局による自宅隔離措置対象となっている新型コロナウイルス陽性患者は,治癒が確認されるまで,または保健施設等に入院する時まで,自身の住居・居住地からの移動は引き続き禁止。予防的自己隔離措置は,新型コロナウイルス陽性患者と濃厚接触があった者及び別途緊急政令第19号第2条(=首相令)で指定される外国・地域から/外国・地域への出入国を行う者については、首相令が定める措置によって制限される。」とされています。

 

密集禁止

お葬式やミサなどの会合も禁止されていましたが、そちらも解除されます。

ただし、「少なくとも1メートルの対人安全距離を確保して行う」ことで密集を禁止しています。

 

国や州、地域コミュニティで定められたガイドラインなどのルールの順守

経済活動、生産活動、社会活動の再開が許可されました。

しかし、3密を避ける、手洗い、検温、消毒など細かく決められたルールを順守することが条件です。

また、州は管轄内のすべての活動をモニタリングする義務があり、制限措置をする権利が与えられています。

「州は自州の感染状況と州の保健医療体制を毎日モニタリングする。感染状況の進展によっては,保健省へ通知しつつ,制限的な措置を導入することができる。」とされています。