イタリアで日本人がエスプレッソではなく「普通のコーヒー」を飲みたい時の頼み方

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イタリアで日本人にとっての「普通のコーヒー」を飲みたい時のカフェでのコーヒーの頼み方をご紹介します!

イタリアといえば美味しいコーヒー!そんなイメージでイタリアに来た日本人が、カフェでコーヒーを頼んだら、エスプレッソしか出てこなくてすごく辛かった。。。そんな話をたまに聞きます。イタリアにはエスプレッソかカプチーノしかないと思っている方がたまにいらっしゃいます。

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イタリア人にとってコーヒー(café:カフェ)は、エスプレッソです。

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日本人にとっての「普通のコーヒー」は、イタリアではカフェ・アメリカーノ(café americano)が最も近いです。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”noppo-06.jpg” name=”のっぽさん”]

コクのある「普通のコーヒー」がお好みの方にはカフェ・ルンゴ(café lungo)がピッタリです!

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イタリアでコーヒー好きのあなたがコーヒー難民とならないように!(笑)今日はイタリアのカフェで日本人にとっての「普通のコーヒー」の頼み方をご紹介します♪

Contents

イタリアでコーヒーといえば「エスプレッソ」

イタリア人にとってコーヒーと言えば、エスプレッソ。カフェやバール、レストランで、普通にコーヒーを頼むとエスプレッソが出てきます!

エスプレッソは、ショットグラスのようなサイズの小さなカップで飲む、濃いコーヒーです。エスプレッソの濃さの秘密はコーヒーの入れ方。日本で一般的なコーヒーはドリップコーヒー。3分くらいかけてゆっくり丁寧に抽出すると美味しいコーヒーになる、と言われていますよね。一方のエスプレッソは、深入りで細かく挽いたコーヒー豆に、蒸気で高圧をかけてお湯を流し込むことで、短時間で抽出されます。

日本ではエスプレッソは、濃くて苦いっ!とそのままエスプレッソとして味わう人は少なくて、アフォガードにしたり、カプチーノにしたりとアレンジコーヒーにして頂くのが一般的ですね。イタリアでもアフォガードやカプチーノのようなアレンジコーヒーは人気がありますが、エスプレッソはエスプレッソとしてそのまま頂くのが一般的です。

コーヒー好きの人もそうでない人も、イタリアに来たら、エスプレッソの「濃い苦い」という固定観念を捨てて、本当のエスプレッソの味を味わってみて欲しいです!

コーヒー本来の旨みを味わうならエスプレッソ!コク、苦味、酸味、甘みのバランスも◎

エスプレッソは、高圧をかけて短時間で抽出するため、コーヒーの雑味を出さずに、コーヒー本来のうま味(美味しさ)だけを絶妙に引き出した、深いコクが味わえるコーヒーなんですよ。このエスプレッソの独特の抽出方法で、コーヒーのコク、苦味、酸味、甘みのバランスになって、コーヒー本来の旨味が引き出されるんです。

エスプレッソはカフェインの量が少なく、リラックス効果が高い

実は、エスプレッソの一杯当たりのカフェインの量は、ドリップコーヒーと比べると、エスプレッソの方が少ないんです!

ドリップコーヒーとエスプレッソの一杯当たりのカフェインの量を比較するとこんな感じ。

●通常コーヒーのカフェイン含有量 ・・・・・・・ 1杯あたり150~300mg

●エスプレッソのカフェイン含有量 ・・・・・・・ 1杯あたり60~120mg

出典:コーヒーのリラックス効果がもたらす心や脳への影響 https://atz-1.com

エスプレッソの方が一杯当たりのカフェインの含有量が少ないなんて、意外ですよね!

コヒーを抽出した時の香り、コーヒーを淹れたてのカップから感じられる揮発性の香りを、アロマと呼びます。このコーヒーの香り、アロマは、コーヒー豆にもともと含まれるコーヒーオイル(油分)によるものです。コーヒーアロマは、心を落ち着かせて癒してくれる効果リラックス効果が期待できる、ストレス解消にもつながる、という研究結果があります。

コーヒーアロマには、集中力を高める効果があるものもあります。勉強や仕事の間の休憩にコーヒーを飲みたくなることがありますが、、コーヒーは集中したい時にもいいんですね!

イタリア人が大好きなエスプレッソを美味しく飲む方法が気になる方はこちら

イタリアで「普通のコーヒー」の頼み方

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コーヒーと言えばエスプレッソが出てくるイタリアで、日本人普通のコーヒーを飲みたい時にはどうすればいいのでしょうか?

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イタリアで日本人が、普通のコーヒーを飲みたい時は、カフェ・アメリカーノカフェ・ルンゴを頼むといいですよ!

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カフェ・アメリカーノは、日本で言うアメリカンコーヒーのこと。アメリカンコーヒー用に焙煎したコーヒー豆を使って、ドリップして抽出するコーヒーですが、イタリアにはドリップコーヒーの文化がほとんどないので、多くのカフェやバール、レストランは、アメリカンコーヒー用の豆もドリッパーも用意してないのです。そこで、イタリアでカフェ・アメリカーノを頼むと、濃いコーヒーエスプレッソをお湯で割って薄めたものが出てきます。稀にカフェ・アメリカーノの濃度調整はお客さんの好みで!ということで、エスプレッソとお湯が運ばれてきて、自分で調整してカフェ・アメリカーノを作るということもあるそうです。(Ayettaは自分でカフェ・アメリカーノを作る経験をしたことは無いです。笑)

カフェ・ルンゴは、エスプレッソの抽出時間を2倍にすることで抽出濃度を薄めたもの。カフェ・ルンゴは、比較的一般的で、大抵どこのカフェやバールにもメニューにもあるし、普通に対応してくれます。

厳密に言うとどちらもドリップコーヒーではないので、日本の普通のコーヒーとはイコールではありませんが、よっぽどコーヒーの味に精通した人でなければ、カフェ・アメリカーノカフェ・ルンゴは、日本の普通のコーヒーを飲みたい時にホッと安心できるコーヒーです。

日本人で、日本にいる時からコーヒー好きのAyettaの個人的な意見ですが、カフェ・アメリカーノはなんだか味気ない感じなので、日本のコーヒーが飲みたい時は、カフェ・ルンゴを頼みます。個人的な意見ですので、気になる人はどちらもご自分の舌で試してみてくださいね^^*

 

イタリアのカフェやバールでのカフェ・アメリカーノ&カフェ・ルンゴの注文の仕方

イタリアのカフェやバール、レストランで、日本人にとっての「普通のコーヒー」に最も近いカフェ・アメリカーノカフェ・ルンゴを頼む時の注文の仕方をご紹介します。

注文の仕方は3ステップです。

ステップ1 カフェやバールに入ったら挨拶

ステップ2 注文方法をチェック

ステップ3 注文する

ステップ1 カフェやバールに入ったら挨拶

まずカフェまたはバールに入る扉を開けたら、とりあえず挨拶をするのがイタリアのスタイル。朝〜昼はBuongiorno(ボンジョールノ:おはよう/こんにちは)、夕方17時以降はBuonasera(ボナセーラ:こんばんは)。発音など気にせずに口にしてみて下さいね。

ステップ2 注文方法をチェック

イタリアは、実はもしかすると日本以上にその場の空気を読むことが要求されるです。席で待っていたらオーダーを取りに来てくれるタイプのカフェやバールなのか、バールに多いカウンターで頼んで、頼んだもの席まで運んでもらうタイプなのかを、周りを見渡して判断する必要があります。

注文スタイルの見分け方のコツは2つ。周りの人がどうしているのかを見ることと、席にメニューがあるかどうか。

①周りの人がどうしているのかを見る

これが一番確実です。みんなカウンターで注文してるようであれば、それに従うのが無難です。席でいくら待っても忙しいバリスタがなかなか気づいてもくれない…なんてこともあります。一方、席でメニューを見ているお客さんがいるなら、席についてオーダーを取りに来てくれるのを待ってOKです。お店が混雑していると、Cameriere(カメリエーレ:ウエイター)も新しいお客さんを忘れてしまうこともあるので、人差し指を立てて顔のあたりか頭の少し上までスッとエレガントに上げて、Mi scusi(ミ スクージ:すみません)と言って、Cameriereを呼び止めて下さいね。

②席にメニューが置いてあるかどうか

他にお客さんがいなくて、周りの空気を読むのが難しいとき、一度席についてみて、メニューがテーブルに用意してある場合は、席でオーダーが可能です。席についた時にメニューが無くても、メニューを後から持って来てくれる場合もあるので、席について一呼吸して少し待ってみてもいいですね。

ステップ3 注文する

 基本的に注文はイタリア語で行います!どうしてもイタリア語を発音できないっ!という場合は、メニューがあるカフェやバールで、頼みたいものを指差して、「Questo. Uno.(クエスト。ウーノ。:これ。1つ)」という乱暴な方法もあります…が、イタリア語で注文することはそんなに難しく無いので、私たちがわかりやすく説明します!ちょっとだけ頑張ってみて下さいね!^^*

<イタリア語での「カフェ・アメリカーノ」or「カフェ・ルンゴ」の頼み方>

バールやカフェ、レストランで「〜をお願いします」とイタリア語で注文する言い方は、Vorrei〜(ヴォッレイ:〜が欲しいのですが)と言います。

カフェ・アメリカーノを注文する時は…

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カフェ・アメリカーノを1つお願いします。

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Vorrei un caffè americano.(ヴォッレイ ウン カッフェ アメリカーノ)

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カフェ・ルンゴを注文する時は…

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カフェ・ルンゴを1つお願いします。

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Vorrei un caffè lungo.(ヴォッレイ ウン カッフェ ルンゴ)

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Vorrei(ヴォッレイ)がどうしても言えない!という時は、Per favore(ペル ファヴォーレ:お願いします)頼みたいものの後ろにつけても通じます。

Un caffe lungo per favore.( ウン カッフェ ルンゴ ペル ファヴォーレ)

un caffè lungoでも通じますが、できればVorreiを付けた方が丁寧でベターです。ところが、最初のUnが無いとなかなか通じないことがあります。

ちなみにAyettaが、CiaoとGrazieしかイタリア語が分からなかった頃に、イタリアに旅行に来て、カフェ・ルンゴを頼んだ時、caffè lungo.!Uno!(カフェ・ルンゴ!ウーノ!)でも通じた経験があります!笑

カフェやバールで注文をする時に大切なことは、何が欲しいか(カフェ・ルンゴ/カフェ・アメリカーノ)、いくつ欲しいか(1杯か2杯か)をハッキリ伝えることです。特に二人以上で一緒にいる場合は、数を伝えないと、1杯しかいらないのに、人数分出てきてしまったり、2杯頼みたかったのに1杯しか出てこなかったりします。

イタリア語に興味のある人は、イタリアのバールでコーヒーを注文する方法をわかりやすく解説している動画があるので、興味があれば、見てみて下さいね。聞き取りやすくはっきり話しているので、リスニングの練習にもオススメです!

イタリアで好みのコーヒーを味わおう

イタリアのコーヒー事情を少しご理解頂けたでしょうか?これでイタリアでも日本で飲むような「普通のコーヒー」を楽しむこともできますね!

イタリアには美味しいコーヒーが 沢山あります!普段日本ではエスプレッソは飲まない!という人もイタリア人のように砂糖をたっぷり入れて飲んでみたりエスプレッソの強さを優しく抑えたカフェ・マキアートに挑戦したりもおすすめです!カフェ・マキアートでもまだちょっと濃い!ふわふわの牛乳の甘さが好き!という人ならカプチーノが絶対おすすめです!

イタリアにいらした際は、ぜひカフェであなた好みのコーヒーを味わってくださいね!