イタリア語で「よろしくお願いします」って何というのでしょうか?
自己紹介では、「宜しくお願いします」と締めの挨拶をするところまでが、日本人にとっては定型ですよね。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/03/ayetta-04.png” name=”” type=”l”]Piacere(ピアチェーレ)じゃないの?
あれ?Piacereって「はじめまして」だっけ?どう違うの?[/voice]
日本人が自己紹介以外でよく使う「宜しくお願いします」は、メールや手紙の文末ですね。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/04/noppo-01-e1570369100879.png” name=”” type=”l”]この記事では、日本人がよく使う自己紹介の締めの挨拶とメールの文末の「よろしくお願いします」のイタリア語の言い方をご紹介していきます。[/voice]
Contents
イタリア語で「よろしくお願いします」はなんて言うの?
イタリア語のPiacere(ピアチェーレ)は、「よろしくお願いします」と訳されます。
Piacere(ピアチェーレ)は、「会えてうれしいよ」と相手との出会いを喜んでいる気持ちを伝える表現です。
Piacereの使い方は、「Sono Ayetta. Piacere.(ソノ アイエッタ ピアチェーレ):私はアイエッタです。よろしくお願いします」という感じの簡潔な自己紹介で使います。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/04/noppo-01-e1570369100879.png” name=”” type=”l”]Anna, questa è mia amica, Ayetta.
(アンナ、クエスタ エ ミア アミカ、アイエッタ)
アンナ、こちらは僕の友達のアイエッタだよ。
Ayetta, lei è Anna, mia sorella.
(アイエッタ、レイ エ アンナ、ミア ソレッラ)
アイエッタ、彼女はアンナ。僕の妹だよ。
[/voice] [voice icon=”/wp-content/uploads/2019/01/ayetta-01-1-e1570369027651.png” name=”” type=”l”]Ciao, Anna. Sono Ayetta. Piacere.
(チャオ、アンナ. ソノ アイエッタ. ピアチェーレ)
こんにちは、アンナ。私はアイエッタです。よろしくお願いします。[/voice] [voice icon=”/wp-content/uploads/2019/01/korokoro-10-e1570434016298.png” name=”” type=”l”]
Ciao, Ayetta. Anna.
(チャオ、アイエッタ. アンナよ)
こんにちは、アイエッタ。アンナよ。
[/voice]
日本語の「よろしくお願いします」はとっても便利な言葉で、この一言を色んな場面で使えて、相手はその状況に合わせた理解をしてくれます。
イタリア語では場面によって、言葉を使い分ける必要があります。
日本人がよく使う次の2つの「よろしくお願いします」をご紹介していきます。
- メールや手紙の文末の「よろしくお願いします」
- 自己紹介の締めの挨拶の「よろしくお願いします」
イタリア語で「よろしくお願いします」メール文末の言い方
ビジネスシーンなどでよく使う、メールの文末の「よろしくお願いします」は、イタリア語で何と言うのでしょうか?
イタリア語のフォーマルなメールの文末は「Cordiali saluti(コルディアリ サルーティ)」で締めます。
つまり、メールの文末の締めに使う、イタリア語の「よろしくお願いします」は、Cordiali saluti(コルディアリ サルーティ)です。
Cordiali(コルディアリ)は、「心からの」という意味です。
saluti(サルーティ)は挨拶。
「心からあなたに挨拶をお伝えして、このメールを示させて頂きます」といったニュアンスですね。
イタリア語で「よろしくお願いします」自己紹介の締めの挨拶
イタリア語学習のクラスや、旅行、友人・知人との集まりの場や職場など、自己紹介をする場は割とありますよね。
自己紹介の締めに「よろしくお願いします」で締めるのが、日本人の自己紹介の定番です。
では、イタリア語で、自己紹介の締めの「よろしくお願いします」は何と言うのでしょうか?
イタリア語では「Grazie.(グラーツィエ):ありがとう」でOKです。
名前の紹介程度の超短い自己紹介の場合は、先にご紹介しましたが、下記のようになります。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2019/01/ayetta-01-1-e1570369027651.png” name=”” type=”l”]Sono Ayetta. Piacere.
(ソノ アイエッタ. ピアチェーレ)
私はアイエッタです。よろしくお願いします。[/voice]
Piacereには、日本語の「はじめまして」といったニュアンスも含ます。
長めの自己紹介をする場合は、日本語の「はじめまして」ポジションで使うのがおすすめです!
イタリア語の「よろしくお願いします」6つ!
イタリア語には日本語の「よろしくお願いします」のような、様々な場面で使える便利な言葉がありません。
イタリア語で「よろしくお願いします」という場合は、場面に合わせて使い分ける必要があります。
イタリア語の「よろしくお願いします」6種類をご紹介していきます!
1 初めて会った時の挨拶の「よろしくお願いします」
2 会議やレッスンを始める時の「よろしくお願いします」
3 頼み事をした時の「よろしくお願いします」
4 信用して任せる時の「よろしくお願いします」
5 別れ際の「よろしくお願いします。」
6 その場にいない人に対して伝えてほしい時の「よろしくお願いします」
初めて会った時の挨拶の「よろしくお願いします」
「はじめまして、どうぞよろしくお願いします」という意味です。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2019/01/ayetta-01-1-e1570369027651.png” name=”” type=”l”]Buongiorno. Sono Ayetta. Piacere.
(ボンジョールノ. ソノ アイエッタ. ピアチェーレ.)
こんにちは。私はアイエッタです。はじめまして、よろしくお願いします。
[/voice] [voice icon=”/wp-content/uploads/2018/04/noppo-01-e1570369100879.png” name=”” type=”r”]Ciao, sono Noppo-san. Piacere di conoscerti.
(チャオ. ソノ ノッポサン. ピアチェーレ ディ コノッシェルティ)
こんにちは。僕はのっぽさんです。はじめまして。知り合えてうれしいです、どうぞよろしくお願いします。
[/voice]友達の友達、家族や親せきなどフランクな場でも、ビジネスや目上の人との挨拶の場合でも、「Piacere(ピアチェーレ)」でOKです。
英語の It’s pleasure to meet you.のような丁寧な言い方をしたい場合は、「Piacere di conoscerti.(ピアチェーレ ディ コノッシェルティ)」と言います。
会議やレッスンを始める時の「よろしくお願いします」
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/03/noppo-18-e1570369252663.png” name=”” type=”l”]Allora iniziamo!
(アッローラ イニチアーモ)
よろしくお願いします!
[/voice]「さぁ、始めましょう!よろしくお願いします。」という意味です。
会議やレッスン、授業などを始める時の仕切りの挨拶として使う「よろしくお願いします」という言葉はイタリア語に存在しません。
「さぁ、始めましょうか!」と出席者に声を掛けることで、「皆さん、会議/レッスンが始まります。良いディスカッション/学びの時間となるように協力してくださいね。どうぞよろしく」というニュアンスを伝えることができます。
頼み事をした時の「よろしくお願いします」
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/04/ayetta-02.png” name=”” type=”l”]Grazie.
(グラーツィエ)
「(頼みを引き受けてくれて ) ありがとう。よろしくお願いします。」
[/voice]誰かに何かを頼む時、頼んだ相手に「しっかりやってね」「任せたよ」という意味も込めて「よろしく頼むよ」と伝えるのが日本人の習慣ですよね。
イタリア語では、
「あなたが良い結果を持って来てくれるって信じて、先にお礼を伝えておくよ!ありがとう」
その頼みを引き受けてくれたことに感謝を伝えて、相手が良い仕事をしてくれることを信じて任せていることを伝える感じですね。
ほぼ間違いなく断られない場合の「よろしく」
[voice icon=”/wp-content/uploads/2019/01/ayetta-01-1-e1570369027651.png” name=”” type=”l”]Mi mandi un mail , grazie!
(ミ マンディ ウン メイル、グラーツィエ)
私にメール送っといて!よろしくね!ありがとう。
[/voice] [voice icon=”/wp-content/uploads/2018/04/noppo-01-e1570369100879.png” name=”” type=”r”]Va bene. Telo mando dopo pranzo. A dopo!
(ヴァ ベーネ. テロ マンド ドポ プランツォ.ア ドーポ)
いいよ。昼食の後にそれ君に送っておくよ。じゃあ、あとで!
[/voice]「●●しといて、よろしくね!」と職場や学校、友人関係、家族などちょっとした頼みごとをした時の「よろしく」です。
相手がほぼ間違いなく引き受けてくれることを前提とした表現です。
Per favore.(ペル ファヴォーレ)
「お願いします」という相手に丁寧に頼む時の「よろしくお願いします」です。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/05/ayetta-07.png” name=”” type=”l”]Posso avere uno sconto, per favore! Ho solo 30 euro….
(ポッソ アヴェーレ ウノ スコント、ペル ファヴォーレ. オ ソロ トレンタ エウロ)
値引きしてもらえませんか?どうかお願いします!今、30ユーロしか持ってないんです!
[/voice] [voice icon=”/wp-content/uploads/2018/08/noppo-30.png” name=”” type=”l”]D’accordo. Allora lo facciamo 30 euro!
(ダッコルド. アッローラ ロ ファッチャーモ トレンタ エウロ)
分かりました。では、30ユーロにしましょう。
[/voice]英語のPleaseに当たる単語です。
相手があなたの頼み事を引き受けてくれるかどうか分からない時、相手との間で信頼関係が築けていない場合や、相手に受け入れてもらえるように丁寧に頼み事を渡す時に語尾に付けて使います。
信用して任せる時の「よろしくお願いします」
Mi raccomando.
(ミ ラッコマンド)
「よろしく頼んだよ!」という意味です。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/07/noppo-13-1.png” name=”” type=”l”]Domani cerca di arrivare puntuale, dobbiamo essere alla stazione alle 8. Mi raccomando!
(ドマーニ チェルカ ディ アッリヴァーレ プントゥアーレ、ドッビアーモ エッセレ アッラ スタツィオーネ アッレ オット. ミ ラッコマンド!)
明日は絶対遅刻するなよ!8時に駅集合だからね。よろしく頼むよ!
[/voice] [voice icon=”/wp-content/uploads/2018/07/ayetta-04123.png” name=”” type=”r”]
Sì, parto all’hotel alle otto meno un quarto.
(シィ、パルト アッロテル オット メノ ウン クワルト)
はい!7時45分にホテル出発します!
[/voice]相手にお願いすることを伝える文章の最後に「Mi raccomando.(ミ ラッコマンド)」と付けると念を押して「頼むよ!」というニュアンスになります。
その場にいない人に対して伝えてほしい時の「よろしくお願いします」
ご家族によろしくお伝えくださいねと、別れ際にその場にいない人への挨拶を託す場合の言い方です。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2019/01/ayetta-01-1-e1570369027651.png” name=”” type=”l”]Saluta a sua famiglia, per favore.
(サルータ ア スア ファミリア、ペル ファボーレ)
ご家族によろしくお伝えくださいね。
[/voice] [voice icon=”/wp-content/uploads/2018/04/noppo-01-e1570369100879.png” name=”” type=”l”]Grazie. Glielo dirò.
(グラーツィエ. リエロ ディロ)
ありがとう。伝えますね![/voice]
まとめ
以上「イタリア語で「よろしくお願いします」メール文末や自己紹介の締めの挨拶も紹介」をお届けしました。
とっても便利な日本語「よろしくお願いします」は、イタリア語では色んな表現がありました。
沢山ある中でもよく使われる「よろしくお願いします」をご紹介しました。
- メールや手紙の文末の「よろしくお願いします」
- 自己紹介の締めの挨拶の「よろしくお願いします」
その他の「よろしくお願いします」についても簡単に場面ごとに使い方をご紹介できました。
理解できたと思っても、実際に使おうとするとうまくいかないこともありますよね。
そんな時はお気軽にコメント欄などで質問してくださいね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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