イタリアは、よっぽど都会の中心地に住んでいるとかでない限り車社会です。
私たちが住んでいる北イタリアのピエモンテ州の田舎町では、ちょっと街で食品や生活用品のお買い物をするのにも、近所に行くのにも車で移動します。
イタリア旅行の日程がゆっくりある&車の運転が好きなら、レンタカーでちょっと郊外の観光地へ脚を伸ばすのもオススメです!
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”ayetta-12.png” name=”Ayetta”]
Ayettaは社会人になって10年ほど東京など首都圏の交通の弁の良いところに住んでいたこともあって、イタリアに移住してからイタリアで免許を取りました。実は2018年1月末に免許取りたてホヤホヤです♪笑
Ayettaが初めて一人でセルフのガソリンスタンドで給油をした時に、失敗してしまい、40ユーロ(約5000円)のお金を機械に挿入して、レシートも受け取ったのに、給油できないということがありました。。。
[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”ayetta-01.jpg” name=”Ayetta”]
皆さんに同じことが起こらないように、イタリアのセルフガソリンスタンドでの給油の正しい方法を解説します。[/speech_bubble]
Contents
【解説】イタリアのガソリンスタンド
ガソリンスタンドはイタリア語で“distributore di benzina(ディストリブトーレ・ディ・ベンジーナ)と言います。ちょっと長くて覚えるのが大変ですが、イタリア人は略さずにこれ全部言います。英語のGas Station(ガス・ステーション)と言っても通じませんので、頑張って覚えましょう。
イタリアの大きなガソリンスタンド内は、Servito(セルヴィート)とSelf(セルフ)二つに分かれていることが多いです。Servito(セルヴィート)は店員さんがガソリンを入れてくれます。Self(セルフ)は英語の意味のままで、自分で機械を操作して、給油チューブを引っ張って、車の給油口を自分で開けて、差し込んで、自分で給油します。
イタリアの小さなガソリンスタンドは、ServitoとSelfにエリアが分かれてはいませんが、週末や祝日、夜などは店員さんがいなくてセルフのみになっていることが多いです。
つまりイタリアでレンタカーなどで郊外へのドライブを楽しむ場合は、イタリアのセルフガソリンスタンドの使い方も知っておいた方が安心です!
イタリアのセルフガソリンスタンドで給油する方法
1 車をセルフ給油ポイントに付ける。基本的にガソリンスタンド内のどこに車を停めるかの選択で気をつけるのは、サービスの種類と車のエンジンタイプ。
*サービスの種類は、SERVITO(店員さんが全部してくれる)かSELF(セルフサービス=機械操作&給油を全て自分でする)。
*車のエンジンタイプによって給油機が異なる場合があるので、間違った場所に停車しないように気をつけます。DESEL(ディーゼル:軽油)は黄色、BENZINA (ベンズィーナ:レギュラーガソリン)は緑で表示されています。BENZINA(レギュラーガソリン)は、”BENZINA VERDE SENZA PIOMBO”と表記されていたり、”SUPER SP”と表記されていることもあります。同じことですので慌てないでくださいね。
*一つの機械でDESEL&BENZINAどちらも対応しているものもあります。この時は車を停めるまでは慌てなくていいですね!
*給油口と逆に車をつけてしまっても、男性ならグイッと引っ張れば届きます。女性の力だと届かないことがあります
2 車を降りて、セルフ給油機のお金を払う機械で操作を行う
セルフ給油のお金を払う機械の操作方法
機械は大抵タッチ画面操作なので手順通りやれば簡単です♪
①いくつかある給油機のうちどの給油機を使うかを画面上で選択する(給油機本体をチェックして自分の車に一番近い給油機の番号を選ぶだけ!)
②エンジンタイプを選ぶ。DESEL(ディーゼル:軽油)かBENZINA (ベンズィーナ:レギュラーガソリン)かを選びます。
基本的に自己申告制&自己責任です!最悪間違えてしまったら、セルフエリアでも店員さんを呼んで説明すれば、対応してくれますよ。説明のイタリア語はこちら↓
Mi sucusi sigore, Potoresti aiutarmi per favore? Ho sbagliato il tipo di carburante.
すみません。給油のタイプを間違えてしまったのですが、対応頂けますか?
③支払い方法を選択します。現金かクレジットカード、イタリアのデビットカード(Bancomat:バンコマット)で支払いが可能です。昔ほどお釣りが出てこないがデフォルトでは内容ですが、時々あるのでクレジットカードでの支払いをオススメします。イタリアのガソリンスタンドでは、JCBはほぼ使えないので、VISAかマスターカードがあると安心です!
3 車の給油口を開ける
イタリアの多くの車の給油口の開け方はこちらです。
①車のボディにある給油口のカバーを手で開ける
②車の鍵を給油口の蓋の鍵穴に刺して時計回りに回してロックを解除
③ロックを解除したら、鍵ごと手前に引いて給油口を開ける
④給油口の蓋を、先に開いた給油口のカバーに鍵ごと引っ掛ける
4 選んだ給油機の給油ノズルを引っ張って、給油口にグッと差し込む
5 給油ノズルのレバーを握ると給油が開始する
6 給油が完了したら、ゆっくり給油ノズルを外して、給油ノズルを元の位置に戻す
給油ノズルからガソリンが滴らないように、給油口から給油ノズルを外す時、ノズルの先をチョンと給油口に軽くつけてから外すといいですよ。
7 給油口を閉める
閉めた時と逆の手順で給油口を閉めます。
①給油口のカバーに引っ掛けていた、給油口の蓋を鍵の部分を持って取る
②給油口を閉める(蓋を給油口に差し込んで、時計と逆回りに鍵を回す)
③給油口のカバーを閉める
8 最初に操作した機械で、”Ricevuta”を押してレシートを受け取って完了です。
イタリアのセルフガソリンスタンドでの給油も、基本的な作業の流れは日本のセルフガソリンスタンドでの流れと同じですよね!安心できましたか?これならできる!と自信を持ってもらえたのではないかと思います^^*
のっぽさんが日本のセルフガソリンスタンドで自分で給油して支払いまでしてみる!を初体験した時、難しいのは機械操作で分からない日本語があったこと…でした。それ以外はイタリアとほとんど変わらないから困らなかった、という感想でしたので、逆に日本のセルフガソリンスタンドを利用したことがある人が、イタリアのセルフガソリンスタンドで初めて給油する時も、ここまで説明してきた内容で予習をしておけば大丈夫です!
イタリアのセルフガソリンスタンドでの失敗談
先日、Ayettaが初めて一人でイタリアのセルフガソリンスタンドで給油をした時、給油口の場所を逆と勘違いして、駐車。あまり深く考えず、機械での支払い操作をすでに終わらせて、給油ノズルを引っ張ったら、届かず。。。
(力が足らなかったんだと思います。以前のっぽさんと同じガソリンスタンドに来た時もやっぱりAyettaは給油口の位置を間違えて駐車したけど、届いたので!)
田舎の小さなガソリンスタンドで、祝日の昼間で誰もおらず、しょうがないと、給油口を一度閉めて、ガソリンスタンド内でUターンして車のポジションを移動。改めて給油しようとノズルを給油口に突っ込んでレバーを引いたのに、給油が開始しない…。おかしいと思って機械のボタンを触りまくったら、給油してないのにレシートが出てくるという事態に!お金を払ったのに1ミリリットルも給油できなかったんです!
泣きそうになってのっぽさんに電話したところ、どうやら支払いをして一定時間何もしないとリセットされるシステムになっているようだとのことでした。後日、レシートを持ってそのガソリンスタンドの店員さんがいる時に訪問、説明したらお金は返してもらえました。
皆さんはこんな失敗をしないように、給油口の位置は事前にチェックして、覚えておきましょうね!
イタリアのセルフガソリンスタンドで給油するのは結構簡単!チャレンジしてみよう!
必要な言葉と手順だけ事前に勉強しておけば、イタリアのセルフガソリンスタンドで給油することはそれほど難易度の高いことではありません!
- ガソリンスタンドはイタリア語で“distributore di benzina(ディストリブトーレ・ディ・ベンジーナ)
- 車のエンジンタイプを把握する!DESEL(ディーゼル:軽油)は黄色、BENZINA (ベンズィーナ:レギュラーガソリン)は緑
- BENZINA (ベンズィーナ:レギュラーガソリン)は、”BENZINA VERDE SENZA PIOMBO“や”SUPER SP”と表記されていることもある
- 給油口の位置と開け方を事前にチェックしておく
- レシートは、最初に操作する機械で”Ricevuta(リチェブータ)”を押して発行する
イタリア滞在期間に余裕があって、主要観光都市以外の郊外の観光都市も周りたいと考えている人は結構多いんです!イタリアは、左ハンドル&右車線なので、日本でのドライブしか経験がないと、最初はちょっとドキドキしますが、運転に慣れている人なら20分〜30分くらいで慣れちゃいます!
街中は細い路地が多いのに、小型車の少ないイタリアでの運転はちょっと大変ですが、郊外は道も広いし、ロータリーがほとんどで信号が少ないためストレスフリーで運転できて気持ちがいいものです。ぜひイタリアでのドライブ試してみてくださいね!
コメント