妊婦の運転いつまで?やめるタイミングとその動機~安全運転の自信が揺らいだ時【田舎生活×2人目妊婦の体験談】

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田舎など車社会での生活では、車の運転をしなければ生活に支障が出る…という事情を抱えた妊婦さんにとって、

「妊婦はいつまで車の運転をしていいのか?」というのは、死活問題です。

 

道路交通法など、法令では、


出典:motorionline.com

妊婦はいつからいつまで車の運転をして良い

というハッキリとしたルールはありません!

 

一般的に言われいているのは、

妊娠初期の悪阻などの時期、いつ破水や陣痛が起きてもおかしくない臨月は、

妊娠が順調で健康な妊婦でも運転は控えた方が良いとされています。

 

 

妊娠初期や臨月の妊婦が車の運転を控えた方が良い理由は

妊娠のホルモンバランスの変化や身体の変化などに伴う、

集中力、体力の低下、急な体調の変化などにより、安全な運転ができなくなる危険性があるためです。

 

自分(母体)とお腹の赤ちゃん、周囲への安全を考えると、全く正論です。

 

一方で車社会での生活で、車を運転できないと生活に支障が出るのもまた事実。

夫や周りの人、その他公共&民間のサービスに助けを求めるなど、

絶対に車を運転しないと生活ができないかと言われるとそんなことはありませんが、

効率や精神的、経済的負担を考えると、できるだけ自分で運転したいのが本音です。

 

私は臨月まで運転していました。正確には、出産予定日の2週間前まで!

理由は、運転しないと生活に支障が出るからです!

 

妊婦がいつからいつまで車を運転するか明確なルールがないということは、

私たち妊婦は、自分の責任と判断で決断する必要があります。

 

判断のポイントは、

妊婦、車の運転手としての責任を全うできるコンディションにあるかどうか、

だと思います!

 

妊婦&車の運転手としての責任とは、次のようなものです。

 妊婦 

お腹の中で子供を育てている母親として、母体自身&お腹の子供を危険な目に遭わせないこと!

 車の運転手 

自分自身と同乗者はもちろん、道路を利用する全ての人(歩行者、他の車、バイクや自転車など)、モノに危害を加えない、安全な運転を遂行できる能力があること!

 

妊婦であるあなたがいつからいつまで運転するか問題で、

自分の都合以上に大切なことは、

妊婦として、車の運転手としての責任を果たせる状況に自分があるかどうか、ということを実感したのが、

私が臨月(出産予定日2週間前)に出産して体調が回復するまで車の運転をやめることを決めた理由です。

 

妊婦がいつからいつまで車の運転ができるのか、が気になる人って、

私同様に、

自分で車を運転することが生活において不可欠だから、悩んでいるんですよね。

 

自分で車の運転をすることをやめるタイミングって、なかなか見極めが難しいと思います。

そこで、

私が臨月まで車の運転を続けた理由と、

生活に必要な車の運転を一定期間やめることを決めた体験談をお話します。

 

車社会で生活する妊婦のあなたが、

安全運転を続けながらできるだけ快適な生活を送って、

あなたの適切なタイミングで、できるだけストレスなく車の運転を一定期間にやめて

出産に向けて準備ができるために、少しでもお役に立てればと思います。

Contents

車の運転をやめた理由は「安全運転の自信が揺らいだから」

私が妊娠中で運転をしていたのは、

悪阻が辛かった妊娠初期(2か月間)以降から臨月(出産予定日の2週間前)まで

 

 

車の運転をしないと、車社会の田舎生活では、生活に支障が出ます!

具体的には、車を運転して何をやるのか、というと…

徒歩圏内にお店は無いので、

日々の生活に必要な食糧品、日常品の買い物、

子供の保育園の送り迎えなどです。

その他、妊娠中の検診で病院に行ったり、保健所に行ったり…

 

【イタリア妊婦事情】

イタリアの妊娠検診は、大きく3種類あります。

公共福祉サービスとして無料で受けられる検診は、2種類。

 総合病院で助産師さんの指導を受けるか、

 Consultorioという公立診療所で助産師及び産婦人科医の指導を受けるか、

有料になりますが、開業医の産婦人科医の指導を受けることもできます。

 

どの場合も毎月の血液検査や妊娠中数回ある特別な検査、及び必要に応じて行う検査などは、

保健所で行い、結果は指定日以降に近くの薬局または検査をした保健所に受取りに行きます。

 

エコー検査は、いくつかの公立診療所または病院で行われるため、

掛かりつけの病院以外に、あっちやこっちにわざわざ足を運ぶ必要があるので、車の運転ができないとかなり不便です…。

 

そんな車の運転が日常生活に不可欠の状態だったにも関わらず、

妊娠初期の悪阻が酷い時期と、臨月の出産予定日の2週間前から、車の運転を止めたのは、

安全運転の自信が揺らいだからです。

 

つまり、私の運転危険だ…と実感したからでした。

 

今回の妊娠初期の悪阻が酷くて、約2か月間ほとんど廃人状態でした…。

常に気持ち悪くて、頭痛や貧血のような眩暈などの症状も四六時中…

毎日一日のほとんどを横になって過ごしている状態。

車の運転などもってのほかでした…。

 

 

妊娠初期に運転しなかった…というか、できなかった理由

妊娠初期の悪阻の時期は、私は運転してませんでした。

と言うのも、

妊娠初期は、単純に、常に強い吐き気、眩暈、頭痛、眠気が四六時中あったので、

ほとんど毎日、一日中横になって過ごしてました。

すごくトイレに行きたくなっても、起き上がってトイレに行くことさえツライ…くらいでした。

1人目の時は、自分一人だったのでただ自分がツライだけだったのですが、

2人目の時は、甘えたい盛りの長女(2歳児)が居るので、

少しでも相手をしてあげたい気持ちとそれが叶わない悔しさ、

というか、むしろそっとしておいてくれ…長女も近づけないでほしい…

という我が子に対しても心を閉じてしまうほどの辛さに苛まされて、

車の運転どころか、外に出るとかいうレベルじゃなかったです。(;^_^A

 

 

悪阻は全ての妊婦が必ず経験するものではありません!

妊婦全体の約70%が悪阻を経験、そのうち20%くらいが生活に支障が出るほどの酷い悪阻を経験するのだそうです。

と言うことは、生活に支障が出るほどの悪阻を経験する妊婦さんは、全体の14%ほど

10人に1人ちょっとですから、それほど多くないですね。

 

悪阻が落ち着いたと言っても、

多少の気持ち悪さや体調や精神状態の不安定さ、集中力や生産性の低下は、

妊娠期間を通してずっと残ります…(;^_^A

半年、9か月…ずっと悪阻が続いた

という方もたまにいますが、

おそらく妊娠期間を通しての不調や色んなトラブルをカウントされているのかな、

と思われます。

日本でもイタリアでも、

私の2回の妊娠経験、周りの妊娠経験者を見たり、話を聞いたりしていると

生活に支障が出るレベルでの悪阻は、

それを経験する妊婦さんでも1~2か月程度でおさまることがほとんどです!

 

 

 

ほぼ毎日車を運転することが当たり前の生活だったので、

いつまで運転していいのかな?と考え始めたのは、やっと妊娠初期の妊娠8か月くらいの頃でした。( ´艸`)

臨月(出産2週間前)に運転をやめようと決意した理由

臨月になっても運転していた私ですが、

運転中に、注意力が足らずにヒヤッとすることがありました。

 

と言っても、別に大したことじゃないんです。

事故を起こしそうになった!とかそんなレベルの話ではありません。

 

それは、ある日20分程度の運転中に起こりました。

ヒヤッとしたできごとは3つ

1 後ろの車の存在に気付かなかった

2 方向指示器を出さずに曲がった

3 一瞬自分の世界に入ってた

 

1 後ろの車の存在に気づかなかった

制限速度で運転中の私を急いでいた車が後ろから追い越した瞬間、

後ろに車がいたことに気づいていなかったことでびっくりしました!

 

大きなトラックに時速100kmくらいで追い抜かれたこともあって、余計ビビリました…( ̄▽ ̄;)


出典:irpinianews.it

出典:udine.diariodelweb.it

大きなトラックって言うと、普通車と事故するとこんなことになるくらい大きいトラックです…。

大きさ伝わりますかね?

 

イタリアは、郊外の道路の制限速度は、基本的に時速90km。

小道からのメイン道路へのアクセスが沢山あったり、カーブがある道では、時速70kmの制限が掛かっていることもありますが、

スピード狂が多いのか、どれだけ急いでいるのか…

それらの道路を、時速100km、120kmでバンバン飛ばしていく人も多いのが現実…。

そのため交通事故も多いんです。( ̄▽ ̄;)

 

私は免許取って1年ほどの運転ビギナー×小心者なのと、小さな我が子を乗せて運転することが多いので、

制限速度を超えて走ることはありません!

2 方向指示器を忘れて曲がった

のんびりした田舎道で、右折しようとした時に、方向指示器を付けるの忘れたんです。

 

前後に車も人も動物もいなかったので、誰にも迷惑かけてないんですが、

普段は特に考えなくても次の角で右に曲がろうと思えば、

自然と手を動かして、忘れることなんてなかったので、ショックでした…。

 

3 一瞬自分の世界に入ってた

運転中に前駆陣痛があり、あぁ~またかぁ~。

しかもちょっと吐き気してきた…気持ち悪いなぁ…。

お腹の張りと吐き気が、頭のほとんどを占領した瞬間に自分で気づいて、

あ!今私運転中じゃん!

と思ったというだけのことなんですけど…

一瞬ではあるんですが、運転してることさえ忘れて、

自分の身体の小さな変化(お腹の張りと吐き気)に意識が持って行かれて、運転に集中してない自分に気が付いたんです!

 

なんとかしないと不快だ…ちょっと深い呼吸をして、張りを和らげよう。

とか呑気にそんなことさえ考えてました。

 

臨月に入る前から前駆陣痛はかなりの頻度で起きていて、

妊娠後期の吐き気も多少あり、眠気や倦怠感があっても、

まぁ普通のこと、妊娠後期だし!くらいに思っていたし、

大きなお腹で左右が見えにくい道路などをのぞき込むときに、お腹がつぶれて苦しいなぁ~と思うこともありましたが、

それらを頭の隅で考えながらも、車の運転が最重要集中事項だったのですが、

この日は、妊娠関連の出来事で頭が占拠されて、運転に集中できてない危険な自分に気づいてしまったんです…。

 

もしかすると、集中せずに運転したことは、これまでもあったのかもしれないのですが、

それをハッキリと自覚して、危険を感じたのは、この日が初めてでした。

 

臨月まで車の運転を続けた本当の理由

私が妊娠中、臨月まで車の運転を続けた理由は2つです。

「生活に支障が出るから」と「自分の精神安定のため」でした。

 

私は、超田舎の車社会で生活していると、毎日車の運転をするのが当たり前です。

 

でも、「臨月まで車の運転をしていた理由」を後から振り返ってみると、一番の理由は「自分のため」でした。

車社会の田舎生活では、車を運転しないと生活圏が一気に小さくなります。

私の場合、徒歩圏内にお店はありません!

スーパーもない、コンビニとかないし、カフェやバールもありません!

と言うか、一番近いお隣さんも数百メートル先なんです!(笑)

 

車を運転しなくなると、ほぼ家から出なくなります。

臨月に限らず、妊娠期間中ってどうしても、精神的な不安定さがあって、

これを日常の買い物や、ちょっとカフェやバールに立ち寄る、友人と会うなどして、

私なりにストレス発散&精神的なバランスを取っていたんです。

 

車の運転をしないことを決めるのは、自由を奪われるような怖さがありました。

妊娠中の運転はいつからいつまで?決めるのは自分。安全への自信が揺らいだ時がやめ時

妊娠中だからこそ、体調が許す限り外出をしたりしたいところです。

車社会では、都会と違って、ちょっと歩けば、公園やカフェ、スーパー、ドラッグストアがある、そんな生活ではありません!

 

実際に、自分が車を運転しないと、生活の支障が出るし、人を頼るのは最低限にしたい気持ちもあります。

それでも、お腹の赤ちゃんや母体自身の安全、

自分や他人の命を奪いかねない凶器にもなりうる車の安全運転への自信が揺らいだら、

自分が妊婦であることを今一度自覚して、車の運転を控える、やめるという判断は必要なことだと思います。

 

あなたのマタニティライフが、出産まで、安全で快適なものでありますように。

そして出産後の子育てが幸せなものでありますように。

お互い、出産&子育て、頑張りましょうね♪

 

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