イタリア旅行を本気で楽しむなら、旅行計画で絶対におさえておくべき人気観光スポットは、 ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアの4大都市巡りだけではありません!
イタリアの食の魅力を堪能するなら、忘れてはならないピエモンテ州、 最近人気急上昇中の世界遺産チンクエテッレ、神秘的なカプリ島の青の洞窟を知っていますか?
長靴の形の国イタリアは、ローマ帝国として世界で大きな存在感を発揮していたことで有名ですが、ローマ帝国が幕を閉じた後は、大小様々な国が栄えて滅びる多文化が混ざり合う場所でした。イタリアとして一つの国統一されたのは160年くらい前!
そんな歴史のため、イタリアはエリアごとに独自の文化が発展。イタリア共和国として統一された今でも、それぞれのエリアの個性的な魅力が そのまま集まった国です。
イタリア旅行を計画するなら、絶対におさえておくべきオススメ観光エリア8選を解説します!
Contents
ローマ
イタリアの首都ローマ。
約3000年間もの間、芸術、建築、文化で世界に影響を与え続けている都市。
古代ローマの遺跡、ルネッサンス、バロックの芸術、いろんな時代の文化遺産が集中していて、ひとつひとつの遺産がデカイ! ローマの街は歩けば世界遺産に当たる!
女子旅行や恋人や夫婦での旅行ならオードリー・ヘップバーン主演の映画ローマの休日の映画の舞台巡りで、オードリー気分を味わう! ローマの休日気分でローマ観光半日プランはこちら
友達同士、楽しくウケを狙いつつ王道を回るには、阿部寛主演の日本映画のテルマエロマエの映画の舞台となった、ローマ時代の巨大遺跡を回ってみるのもおすすめ。
ローマに2日以上滞在できるなら、 ぜひ行って欲しいのがローマ法王が住む国、ヴァチカン市国! ヴァチカン宮殿には全部で24の美術館があります! 丸一日かけて全部見るか、事前に見たいものをチェックして効率よく回るかはあなた次第!
ローマのおすすめスポットTOP6
- サン・ピエトロ大聖堂
- ヴァチカン博物館
- コロッセオ
- フォロ・ロマーノ
- トレヴィの泉
- スペイン広場
ミラノ
ファッションとデザインの世界的な中心地。 高級なレストランやハイブランドのショッピングスポットでもある。ミラノはイタリアの証券取引所がある金融街だから。
ミラノ観光で有名な2大観光スポットは、ミラノ大聖堂(ドォーモ)とサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ協会にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの壁画『最後の晩餐』。
お買い物スポットとしては絶対必須のヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリア。高級ショップや高級レストラン&カフェが立ち並ぶ美しいアーケード。プラダの本店もあります!明るいガラス天井のイタリアらしい繊細な装飾とモザイク画の床は、おしゃれなイタリア気分を味わうのにうってつけ。
ミラノのおすすめスポットTOP5
- ミラノ大聖堂(ドォーモ)
- サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(『最後の晩餐』)
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア
- サンマウリツィオ教会/li>
- スフォルツェスコ城
フィレンツェ
中世の美しい街並みを今も残している花の都、フィレンツェ。
ルネサンス時代のアートの傑作で溢れる街。 歴史の授業で習った、フィレンツェのメディチ家!多くの芸術家のパドロンとしてルネッサンス文化開花に貢献したものが残っています。
フィレンツェの歴史地区はエリアそのものが世界遺産なんです!
フィレンツェの2大観光スポットが、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂とジョットの鐘桜。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は、フィレンツェのドゥオーモ。 ドームの天井に描かれているのが有名な「最後の審判」。圧倒的迫力に誰もが言葉を失います! ドーム(クーポラ)は予約制&入場料がかかりますが、クーポラからはフィレンツェの街が見渡せる最高の絶景スポット!
江國香織と辻仁成が共同制作した恋愛小説「冷静と情熱のあいだ」の主人公カップル、あおいと順正の待ち合わせ場所がドゥオーモのクーポラ。小説は同名の映画にもなって、エンヤの音楽とともに大ヒットしたことを知っている人は、Ayettaと同じ世代ですね(笑) 江國香織の赤の本は好きだったけど、辻仁成が書く青の本は、順正のだらしなさ&男気のなさに終始イライラしてどうしても好きになれなかったことを思い出します。
ドゥオーモに負けない絶景スポットがすぐ横にあるジョットの鐘桜。 ドゥオーモみたいにエレベーターがないから登るのすごく大変ですが、疲れを吹き飛ばす絶景に挑戦して後悔することはありません!
個人的には、日が沈んでからがおすすめなのが、 ミケランジェロ広場からフィレンツェの街を一望すること。 ドゥオーモもジョットの鐘楼も街全体がライトアップされて幻想的なフィレンツェの街並みが見渡せます!
フィレンツェのおすすめスポットTOP5
- サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドォーモ)
- ジョットの鐘桜
- ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)
- ミケランジェロ広場
- 中央市場
ヴェネツィア
水の都ヴェネツィアは、フィレンツェから鉄道で2時間。
街中に運河が張り巡らされているのは、6世紀にイタリア本土からこの干潟(ラグーン)に移り住んだことが始まり。
近年の温暖化で水面が上がって来ていて、美しい街ヴェネツィアが水の中に水没してしまうことが心配されているって知っていましたか?今のヴェネツィアは今しかない!今行っておきたい場所ですね。
ヴェネチアは、15世紀にはヴェネチア共和国として栄えました。 運河沿い並ぶルネッサンス様式やゴシック様式の宮殿はヴェネツィア共和国のかつての繁栄を物語っていますね。ヴェネチアに行ったら、運河に浮かぶゴンドラに乗って陽気なヴェネト(ヴェネチアの人)の船頭でヴェネチアの街を水上観光しましょう!
カナル・グランデにかかるリアルト橋は、白い巨匠とも呼ばれる美しい橋です。水上から観覧した後は、橋の上に並んでいるアーケードでお買い物するすると二度楽しめますよ!
8月末〜9月初旬に行われるヴェネツィア国際映画祭は、カンヌ&ベルリン国際映画祭と並んぶ3大国際映画祭の一つです!遅い夏休みにヴェネチアを訪れるなら華やかなセレブを街中で見ることもありますよ!
ヴェネツィアのおすすめスポットTOP5
- サン・マルコ寺院
- サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
- リアルト橋
- ため息の橋
- ブラーノ島
ヴェローナ
シェイクスピアの最も有名な作品「ロミオとジュリエット」の舞台として有名な都市です。 ジュリエットの家があり、作品の中でも登場する中庭を見下ろす小さなバルコニーがちゃんとあります!「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」 誰もが知っている名場面ですね。
アマンダ・サイフリット主演の2010年のアメリカ映画「ジュリエットからの手紙」に登場するジュリエットの家がまさにここ、ヴェローナにあります!映画の中でもそうでしたが、実際にジュリエットの家は終始観光客でいっぱい!ジュリエットの銅像との写真撮影は、観光客同士がお互いに撮ってあげるんです。旅中の優しさの交換で映画のような恋が芽生える?!そんなこともジュエットの家の庭でなら期待しちゃいますよね。
ロミオとジュリエットを読んで、ジュリエットからの手紙を見て、気持ちを盛り上げて訪れるのもいいですね!
ジュリエットの家の庭にあるジュリエットの銅像は、ジュリエットのおっぱいに触ると幸せな結婚ができるとされています。みんなが触ってテカテカです(笑)観光地あるあるですね。でもせっかくなので触って写真撮って帰ってくださいね! Ayettaはもちろんのっぽさんと一緒に行って、触って写真撮って来ましたよ。
ヴェローナの人気デートスポットは、サン・ピエトロ城広場。アディジェ川とレンガ色に統一されたヴェローナの街が一望できます。
ピエモンテ州
ピエモンテ州は北イタリアのフランスとの国境に位置します。
ピエモンテには4つの世界遺産があります。 サヴォイア王家の王宮群、ピエモンテのぶどう畑、9つの聖なる山からなるサクリ・モンティ、アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群の4つです。
おすすめはサヴォイア王家の王宮群とぶどう畑!
サヴォイア王家はイタリアピエモンテ〜フランス〜フランス語圏スイスを治めていた貴族の一族。大小国が乱立していたイタリアを統一へと導き、トリノを首都としたイタリア王国の王家です。
そんなサヴォイア王家が首都としたトリノとその周りに建築した宮殿が7つ。それがサヴォイア王家の王宮群です。7つの宮殿がまとめて世界遺産に登録されています。時間が許せば、7つを制覇するのもありですね!
ちなみにAyettaのおすすめはヴェナリア宮殿。
ため息が出るほどの美しいほどの廊下は、その中を歩くだけでテンションが上がります!広く美しい庭園をのんびり散歩ができるのもいいですね。
ピエモンテ州の魅力は何よりも美味しい食事とワイン!
イタリアワインと言えばやっぱりバローロ&バルバレスコ!ワインの王様&ワインの女王様と称されるピエモンテ州のワインです。 絶品ワインを味わうなら収穫の時期秋がおすすめ。 ワイン用のぶどう畑が広がるランゲで絶景を目で味わったら、産地の食材のイタリアン料理とバローロに舌鼓をうつのは最高です!
高級食材トリュフの産地として有名なアルバは、10月にトリュフ祭りが行われます!その年の新鮮なトリュフを味わって見てくださいね。トリュフ特有の香りに食欲が増しますよ。
日本でも若い女性を中心に人気の高いバーニャカウダ。実はピエモンテ州の郷土料理なんです。採れたての生野菜や温野菜を、アンチョビ、ガーリック、オリーブオイルで煮込んで作るバーニャカウダソースにディップして召し上がります。生クリーム入りのソースのお店もあります。我が家は生クリーム入りです。カロリーは多少気になりますが、このソースで野菜がいくらでも食べられます!残ったソースはパンをディップしても美味しいです。
ピエモンテ州のおすすめスポットTOP5
- サヴォイア王家王宮群(特にヴェナリア宮殿!)
- ランゲのぶどう畑
- ワインの産地バローロ
- トリュフの産地アルバ
- 国立映画博物館とラ・モーレの塔
チンクエテッレ
リグーリア海岸沿いに一列に並ぶ5つの漁村、チンクエテッレ。 海辺の急斜面に色とりどりの家が立ち並び、地中海の海の青さとのコントラストがまるで絵本の中みたい。フォトジェニックな絶景スポットがいっぱいあります。
これぞチンクエテッレ!という写真が撮れるのは、マナローラ。絵葉書などにも使われる絶景は、随分高いところから撮った写真に見えますが、撮影スポットまでは余裕で辿り着けるのでオススメです。チンクエテッレ内または近くに宿泊するなら夜のマナローラの撮影は必須ですよ。光り輝く海辺の街の写真が撮れますよ!
村と村の間は電車で移動、船で海から移動することもできますが、春〜秋の天気のいい日で、体力&時間が許せば、トレッキングを楽しむのがおすすめです。 自然好きの人は海沿いのトレッキングコースは、気持ちよくて最高ですよ。
楽チンに全部回りたい!そんな贅沢さんには、遊覧船で海から水上観光がオススメです。近くの街ラ・スペツィアから出航して、各街の港で途中下車も可能です。
断崖絶壁にも関わらず命綱をつけて段々畑を作って育てた、ぶどうの蜂蜜みたいに甘い白ワイン、シャケトラは、一度は味わってみたい絶品です。
ミラノやフィレンツェからも鉄道でのアクセスが良いので、1日ちょっと足を伸ばしてみるのもおすすめです。
カプリ島
カプリ島で一番有名なのは神秘的でロマンチックな青の洞窟!波により侵食されてできた洞窟なんです。
洞窟にある入江からは手漕ぎボートの小舟でしか入れません。 完全予約制なのですが、天候によってはせっかく予約しても中止になることも! 自然相手なので100%入れる保証はありませんが、雨の少ない夏は比較的入れる可能性が高いそうです!
洞窟の中からポセイドンやトリトンの彫刻が見つかったことから、 ローマ帝国の皇帝たちがプライベートな水泳用のプールや入浴に使用していたと考えられています。 真っ青な空間の中に入ると、なんだか不思議の世界に迷い込んでしまったのような感覚を味わえますよ。
実はカプリ島には洞窟がいくつもあります。 隠れた観光名所なのが、緑の洞窟。 緑の洞窟はフェリーなどで近づけます。 晴天でも条件によっては入ることができないことがある青の洞窟より 確実にエンジョイできるので、実はおすすめ観光スポットです。
カプリ島のおすすめスポットTOP3
- 青の洞窟
- 緑の洞窟
- アウグスト公園
イタリア旅行は目的に合わせてエリアを選ぼう!
イタリアでどんなんことができるのか、イタリアをザッと眺めてみると見えてきますね。
イタリアの本場のピザを味わいたい!”本場のピザにもエリアによって様々です。 ピザ発祥の地はナポリ。ナポリのピザはふわふわもちもち食べ応えがあります。 ミラノのピザは薄くてパリパリの生地が特徴。
街歩き&ショッピングなら、ミラノ外せませんね。ミラネーゼのようにイタリアのハイブランドショップでのお買い物を楽しんでみるのもいいですね!
世界遺産巡りなら王道はローマ&フィレンツェ、ちょっと通なのはピエモンテ州。
ピエモンテ州はイタリアの台所。ワインにトリュフ、野菜に山の幸、チーズの種類も豊富です。 現地でしか食べれないフレッシュチーズを味わうのもおすすめです。
自然派なら、カプリ島の海や、チンクエテッレのトレッキングもいいですね!
4大観光都市を拠点にして足を伸ばす人もいますが、逆にチンクエテッレを拠点にミラノやフィレンツェに少しだけ足を伸ばしてショッピングだけ楽しむというのもおつですね。
あなただけの最高のイタリアの旅を計画する、参考になれば嬉しいです!
Buon viaggio!(ボン・ビアッジョ!:ステキな旅を!)
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