イタリア語に限らず、外国語を学ぶのに苦労することの1つが、たくさんの単語を覚えること。
このブログでは、イタリア語の単語で覚える方法として、
使う場面をイメージしながらフレーズで覚えることをおすすめしています!

単語を単語のまま「mela(メーラ):リンゴ」と覚えるより、
「Mangio una mela.(マンジョ ウナ メーラ):リンゴ食べよっ!」と
自分がリンゴを食べようとしている場面をイメージしながら、
その描写や自分が口にしそうなフレーズで覚える方が、使い方を合わせて覚えられていいからです!
今日は、「英語でイタリア語」シリーズでよくご紹介している動画コンテンツで紹介されていた、
イタリア語を覚えるためのおすすめ10の方法がなかなかよい感じだったので、
日本語でも紹介しちゃおう!と思います♪
あなたのイタリア語学習の参考にしてみてくださいね!
Contents
イタリア語を覚えるのにおすすめな10の方法!
1 母国語と似ている発音の単語は覚えやすいのでサクッと覚える!
Associate parole nuove con parole che suonano simili nella mia lingua madore.

tabakpolska / Pixabay
これは、英語、フランス語、スペイン語など同じラテン語ルーツの言語ができる/分かる人たちの特権ですねぇ~。
でも、日本語で日本語で生活していても、
ピザ、パスタとかイタリア語そのまま使っている言葉や、
もはや日本語化している英語(パン、ペン、コントロールする、イメージする、フレッシュ)などと
日本語化している馴染みのある単語で、音が似ているイタリア語の単語は、比較的覚えやすいですよね!
手あたり次第に覚えるくらいなら、そんな単語から制覇していくのもありですね!

2 日々の生活の中で、イタリア語を使うことを習慣にする
Cerco di usare la lingua abitualmente nel contesto della vita quotidiana.

kaboompics / Pixabay
日常生活の中で、ふと立ち止まって、その時やっていることをイタリア語で言ってみる!ってことです。
これはかなりいい練習です!Ayettaもよくやってました!
食器を洗っている時に、
Lavo i piatti dopo cena.(ラーヴォ イ ピアッティ ドポ チェーナ)
:夕食の後に食器を洗います。
Sto lavando i piatti.(スト ラヴァンド イ ピアッティ)
今、お皿を洗っています
こんな感じ♪
1つの行動でも、表現を変えて使う単語を増やしたり、複数の文法を使ってみたりできます♪


3 自分の耳でしっかり聞こえるくらいの大きな声でハッキリと発音する
Dico parola alta voce in modo che io possa davvero sentire.

出典:blog.yes4all.com
「音読すると記憶に残りやすい」っていうのは、イタリア語に限らず、外国語学習において有名な話!
英語を勉強する時に「シャドーイング」がいいよ!なんてアドバイスを聞いたことありませんか?
イタリア語の単語やフレーズを学ぶのに、「音読学習」は効果的なんですが、その理由は3つあります!
単語やフレーズを学ぶのに音読が効果的な3つの理由

出典:steemit.com
<音読学習が効果的な理由1 :運動機能を使って学習プロセスがアクティブになる>
音読するためには、発音しなくちゃいけないので、運動機能も使うから、
学習のプロセスそのものがもっとアクティブになる!
<音読学習が効果的な理由2 :視覚×運動機能×聴覚を使って、より深い学習になる>
文字情報として仕入れた文章(自分が書いたもの含む)を読む、という場合になりますが、
「この文章を読んでから」音読するすることで、視覚的な学習プロセスを経て、
発音することで運動機能を使って、
自分の発した音を自分の耳で聴くことで、聴覚的な学習プロセスを踏むため、
リーディングだけ、リスニングだけ、スピーキングだけより、より深い学習になります!
<音読学習が効果的な理由3 :自分ごとと認識することで、記憶に残りやすくなる>
人間は、自分に絡んだ事柄の方が記憶に残りやすい!という特徴があって、自分でしゃべっているのを自分の耳で聞く「音読」は、ネイティブや先生など他人の声で発音されているのを聞くよりも、記憶に残りやすいんです!


4 テレビやYoutubeで子供向けの動画を見る
Guardo spesso i video in TV o su Youtube che sono stati programmati per i bambini.

200degrees / Pixabay
子供向けの動画は、子供に分かりやすいように、難しい言葉を使わずに、ハッキリと発音するものが多いので、
イタリア語学習者にとっても良い学習教材です!
ただし、イタリア語の子供向けの動画を選ぶ時の注意点が2つあります。
イタリア語の子供向けの動画を選ぶ時の2つの注意点

jill111 / Pixabay
【注意1】
子供用の言葉…大人同士の会話では使わない言葉や表現が使われることがあること
【注意2】
昔話などでは、遠過去という日常生活ではほとんど使わない、イタリア語のレベルでは中級以上のクラスで習う文法が使われることがあること
昔話などの物語では、独特の語り口調も使われていて、なかなかレベルが高い上に、一生懸命それを覚えても日常会話では使わない…ということもあります。
例えば…
C’era una volta in un bellissimo castello un re e una regina che misero al mondo una figlia bellissima.
:むかしむかしあるところに、とても美しいお城で、それはそれは美しい娘を授かった王様とお妃様がいました。
Per festeggiare l’evento organizzarono la più bella festa mai vista ma ….si sa, e non è la prima volta che succede, i Re e le regine si dimenticano di invitare una strega o un mago , che si offendono tantissimo….e anche questa volta fu così.
:(王様とお妃様は、)美しいお姫様の誕生をお祝いするために、誰も見たことがないような素晴らしいパーティーを開くことにしました。あのね、実は初めてのことではないのですが、過去の王様とお妃様も、すごく怒りっぽい魔女や魔術師をパーティーに招待するのを忘れてしまうことがありました。そして、今回もまたそうだったのです。
まず、こんな話し方を、日常会話であまりしないですよね…( ̄▽ ̄;) お話の語り口調独特の表現。
日本語の絵本でも、ディック・ブルーナの「うさこちゃん」シリーズなんかは、よくこんな表現が使われています。
そして赤い太文字にした動詞が、遠過去【passato remoto】形の動詞です。
子供用の文章などは、基本的には、イタリア語学習初心者の学習教材としてもおすすめですが、
昔話などはちょっと注意が必要です!
日常会話などが使われる現代的なコンテンツなどを意識して使うようにした方がいいですね!
本ブログでも、子供向けの動画を
正しい発音の確認や、リズムやメロディーなどを使って覚えるための学習教材として時々紹介しています!
よかったら、活用してみてくださいね!




5 起源が同じ言葉を合わせて覚える
Imparo l’origine delle parole e come le diverse parole sono legate le une alle altre.

Pexels / Pixabay
例えば、「parole(パローレ):言葉」」と「parlare(パッラーレ):話す」みたいに、
語源が同じ言葉をセットで覚えたりすると効率がいいです!
個人的には、他にも、類義語や対義語などは、セットで覚えると、
1つのフレーズで、単語を入れ替えて覚えることができたり、
使える表現の幅が広がるので効果的です。
類義語や対義語は、試験にも出やすいので、試験対策を兼ねることもできておすすめです!
本ブログでも、語彙力アップを目的とした記事(レッスン)では、
対義語や類義語では、「〇〇と〇〇はセットで覚えるといいですよ!」と一言添えるように心がけています!


6 何度も読んだり、書いたり、発音したりを繰り返す
Io uso le ripetizioni, leggere, scrivere e le pronunciare le parole più e più volte.
言葉は「道具」です。
イタリア語を学習する理由は、イタリア語を使って達成したい目的があるからですよね?
イタリア人と会話をしたい!イタリアに関する情報や知識を手に入れたい!イタリア語の歌を歌いたい!などなど。
道具は使いこなせるようになるまでは、何度も練習するしかありません!
自転車や車の運転と同じですね。
乗りこなせるようになるまでは、細かい手足の動き、従うべきルールや順番を覚えたり、
考えずにできるようになるまで苦労して、何度もセオリーを頭にすり込んだり、実践練習を積み重ねます。
イタリア語学習も同じです。
聞いて、口にして、読んで、書いて一生懸命覚えて、
クソ―ッ!なんで出てこないんだ?!と忘れたことを思い出したり、覚えなおしたり…
を繰り返して、自然に使いこなせるようになるんです!

7 できるかぎり多くネイティブと話す
Parlo il più spesso possibile con i madrelingua.
個人的には、イタリア語の基本ができるまでは、独学でOKだと思っています。
基本ができてから、やっぱりネイティブと話す機会をできるだけ持つのはおすすめです!
インターネットの普及のおかげで、日本にいても、イタリア語のネイティブスピーカーと繋がる方法は色々あります!
遠くに住むネイティブスピーカーのオンラインレッスンを受けることだってできますよね!
オンラインレッスンなどでない限り、相手はあなたのイタリア語の間違いを細かく指導してくれないこともあると思います。
イタリア人には親日家も多いので、
単純に日本人の友達が欲しい!日本人と繋がりたい!というイタリア人と
イタリア語を学びたい日本人がマッチングした!という場合もありますよね。
利害の一致で、お互いにお互いの欲しいものを無料で提供できる関係として、オンラインで繋がることはよくある話です!
そんな場合でも、
やっぱりネイティブによる生きた表現に触れることができること、
自分が一生懸命覚えたイタリア語がイタリア人に通じた!という小さな達成感の積み重ねは、
イタリア語学習に効果的です!

8 イタリア語をイタリア語で考えることが自然になるように、イタリア語で考えるように心がける
Provo a pensare in Italiano così che diventi naturale.

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イタリア語は、道具なので、自然に使いこなせるように何度も練習するのがいいですよ!って話をしましたが、
イタリア語を練習する癖をつける1つの方法として、
ちょっとしたことをイタリア語で考えてみることを習慣にするのがおすすめです。
例えば、「今日のランチは何を食べようかな?」と頭の中で考える時に、
「Cosa mangiamo a pranzo?(コザ マンジャーモ ア プランツォ)」と言いなおしてみることを繰り返していると、
よく考えることなんかは、日本語を挟まずにそのままイタリア語で考えることができるようになりますよ!
友達や同僚、家族との会話が弾んだときなんかに、英語がペラペラとかいつも英語で会話している人じゃなくても、
「OK!」とか「YES!」と答えたりすることありませんか?またはそんな人周りに一人くらいいますよね( ´艸`)
そんな時、頭の中では、「了解/いいよ」→「OK」とか「はい」→「YES」など、
いちいち日本語から英語に翻訳して使ってないですよね。
使いこなせる外国語は、日本語→英語という翻訳することなく、そのままその英語の単語を使ってるんです!
外国語を使いこなすってそういうことです♪

9 イタリア語の歌を聴いて、歌詞を覚える
Ascolto canzoni e memorizzo i testi.

BEP / Pixabay
歌っている間に、歌の歌詞に登場する単語や文法をサラリと覚えてしまうことができて、歌はとっても便利な学習教材です。
しかも、テキストや問題集を前にして、眉間にしわを寄せて、覚えてやるぞっ!と緊張して取り組むよりも、
つい乗ってしまうような心地よいリズムと耳なじみのいいメロディーに乗せて、リラックスして、口ずさむ方が、
覚えやすいですし、リズムやメロディーに乗せて思い出しやすいです♪
ただし、試験中に人に聞こえるような声のボリュームで歌いだしたら、
怪しい人認定されて退場させられちゃうと思うので、
試験中などに思い出す時は、口に出さずに頭の中だけで歌って下さいね!( ´艸`)
このブログには、
我が家のイタリア×日本のハーフちゃん、コロコロちゃんが好きな歌で、イタリア語の単語や難しい文法もサラリと覚えちゃおう!
というイタリア語学習の企画記事(レッスン)があります!
よかったら、こちらも活用してみてくださいね♪

10 新しい言葉をシンプルなフレーズで覚えるように心がけると、単語単体で覚えるのではなくその単語を使う文で学習できる!
Cerco di usare la parola nuova in una frase semplice così imparo frasi intere e non solo singole parole.

5097177 / Pixabay
これはまさに本ブログのイタリア語学習の柱なんですが、
単語を覚える時には、単語単体で覚えるより、その単語を使った文で覚えるのがおすすめです!
特に、イタリア語で会話ができるようになる!ことを目指している人には、
実際にその単語を使う場面をイメージして、実際に使えるフレーズで覚えちゃうのが、実践的&効率的で、強くおすすめしています!
単語を単語単体で覚えるのは、たくさん点を増やしている感じ。
単語を使えるフレーズで覚えると、
関連する単語や必要な文法を覚える合わせて覚えることができるので、
点と点を線で結んで作ることができる形を一気に覚えることができます!
単語を入れ替えると形や色を変えることができます!
応用が利く学習法ですよね!

まとめ
「イタリア語を覚えるのにおすすめな10の方法!」を紹介しました!
1 母国語と似ている発音の単語は覚えやすいのでサクッと覚える!
2 日々の生活の中で、イタリア語を使うことを習慣にする
3 自分の耳でしっかり聞こえるくらいの大きな声でハッキリと発音する
4 テレビやYoutubeで子供向けの動画を見る
5 起源が同じ言葉を合わせて覚える
6 何度も読んだり、書いたり、発音したりを繰り返す
7 できるかぎり多くネイティブと話す
8 イタリア語をイタリア語で考えることが自然になるように、イタリア語で考えるように心がける
9 イタリア語の歌を聴いて、歌詞を覚える
10 新しい言葉をシンプルなフレーズで覚えるように心がけると、単語単体で覚えるのではなくその単語を使う文で学習できる!
イタリア語も言葉である以上、みんな、使いこなすことを目的として、学習しますよね。
だから、使いこなすために、イタリア語に慣れる習慣をいかにつくるか、が効率的な学習のポイントと言えます。
どれだけイタリア語に触れる機会を自分で作るか、
限られたイタリア語に触れる機会は1回で最大限の効果を発揮できるように工夫する、
これらがポイントですね!
本ブログでは、今後もイタリア語学習に関する記事コンテンツを、色んな形で提供していきます!
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